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【読書記録】学びを結果に変えるアウトプット大全

こんにちは!数日前に樺沢紫苑さんの『学びの効果が最大化するインプット大全』の読書記録を書きました。今回は同著者の『学びを結果に変えるアウトプット大全』の記録です。

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この2冊の本、出版された順番は、アウトプット(2018年8月)→インプット(2019年8月)の順番なのですが、わたしは逆の順番で読みました。物事を学習する時は、インプット→アウトプットの順で行うからです。

さて、最初にざっくり内容をお伝えすると、著者曰く「日本で初めてアウトプットに特化した、アウトプットの決定版」「異なる80の視点からアウトプットの実践法を解説したアウトプットの百科事典」だそう。

これ以外にアウトプットに特化した本を読んだことがないので、日本初かどうかは定かではないのですが、紹介されているたくさんのアウトプット実践法は脳科学や心理学的根拠もシンプルに紹介されつつ、たくさんのイメージとともにまとめられているので、理解しやすかったです。

ここでは、前回のインプット大全の読書記録と同じく、本書の教えに倣い、”3つの学びと3つのTO DO”をメインに内容を紹介します。

学び①:「長く話す」より「ちょくちょく話す」

人間関係を深めたいならば、1回長く話すよりも、少しでも頻繁に話す方が好感度や親密度があがって良い、ということを「ザイオンス効果(単純接触効果)」を使って紹介されています。「何を話そう?」「面白いことを言わなければ..」と深く考えすぎず、「とりあえず声をかけよう」「なんでもいいから雑談しよう」という軽い心構えでOK。

これはわたしが普段から悩んでいることでして..。語学学校のクラスメイトと一緒にいる時に、「わざわざ話しかけるなら、なんか面白いこと/話す必要のある事言わなきゃな..」「休憩中は休みたいかもしれないし、大したこともないのに話しかけるのやめとこ..」→(ぼーっとして声かけてもらうの待つ)てな具合で、受け身なコミュニケーションになりがち。

ということで、TO DO①:「おもしろいこと話さなきゃ」と深く考えすぎずに、とりあえず声をかける!1月からまた新学期が始まるので勇気を出して実践します!

また、インプット大全で知って活用しているGoogle Alertが、いいタイミングで関連する記事を運んでくれたのでリンクを貼っておきます:)↓

学び②:書くこと+落書きで記憶力アップ

「書く」という行為は”注意の司令塔”である脳幹網様体賦活系(RAS)という個所を刺激し、それによって脳は対象物に対して集中力を高め積極的に情報を収集し始めるそう。書く方が、タイピングよりも記憶に残りやすく学習効果が高いことも紹介されています。

また、「落書き」をすることは感情を刺激するので、より記憶に残りやすくなるとのこと。プリマス大学の落書きする/しない場合の記憶実験では、落書きする方が29%記憶できた量がアップしたという結果も紹介されていました。

ということで、TO DO②:記憶したい時は、落書きしながら”ノート”にまとめる。もともと落書きは好きなので、これはハッピーなニュースでした:)早速、読書記録も落書きと共に紙にまとめました。

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学び③:「楽しむ」ことで記憶力+モチベーションアップ

楽しみながら学習した方が続けられる」というのは、英会話スクールで学習者さんにアドバイスする時にわたしがよく言ってた言葉で、これは自分の感覚や経験に基づいて話していました。

この本では、以下のように科学的根拠を沿えて解説されていたので、すっと腑に落ちました。

:)「楽しみながらやる」→幸福の脳内物質であるドーパミンが出る→集中力、モチベーション、学習能力がアップ
:(   「嫌々やる」→ストレスホルモンのコルチゾールが出る→記憶力が低下する(嫌な記憶は忘れさせようとするため)

ということで、TO DO③:学習する時は、インプットもアウトプットも自分が「楽しい!」と思える方法で実行する。最近は使える英単語(会話で使うもの/見て何となくわかるのでなく能動的に使えるactive vocabulary)をもっと増やしたいと思っているのですが、楽しむためにはやっぱり「海外ドラマ(インプット)+その感想を話す(アウトプット)」かな~と思いました。

最後に

インプット大全の方で、本を効率よく読み深く理解する方法として紹介されていた<パラパラ読み>。今回アウトプット大全を読む際に実践してみたところ、パラパラ読み(20分)+じっくり読み(1時間10分)=合計1時間30分で1冊読み終えました。

インプット大全の方はどのくらいかかったか測ってないので正確に比較はできませんが、体感としては前より速くさくさくと理解できた気がします。タイマーで測ってたので"だらだら"読まなかったことも関係しているかも。

2冊読んでみて思うのは、この本で紹介されている実践法は”言われなくてもそうした方が良いことはみんな分かっている”ようなことが多かったと思います。ただ、それをみんな実行できているかと言うと..?なぜ良いか説明しろと言われると..?わたしはできてなかったです。

なので、購入して読むだけだと本書の値段の価値は正直ないですが、読んで学んだことを実行(アウトプット)することができたら値段以上の価値を生み出すことができると思います。

最後に、最近積読が癖になっていたので短期間で2冊の本を読んで、読書記録という形でアウトプットできたのは、とてもすっきりできる体験でした!!これで満足せず、残りのたまっている本たちも読んではアウトプットして自分の知恵にしていきたいと思います:)

最後までお読みいただきありがとうございました!それでは!