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”人を好きになりたいし親友も欲しい”


人を好きになりたいし親友も欲しい” それは私が22年間、望んでいるといえばいるし、でも面倒臭くて後回しにしてきたことだった。それを望みながらも実現できない原因の一つをある本が教えてくれたから、ここで紹介したい。

私は恋愛低体温症?

オンラインでの授業は私から、大学でのキラキラした、友人に囲まれた濃い時間を奪った。でも、一方で悩みも疲労も減り、自分の部屋の居心地をよくしたり、こうやって文章を書いたり、人生のプランについて考えて見たり、結果として予想もしてなかった方向で私を前進させている。

でもその裏には他人軸で生きたり、人間関係が苦手だったり、繊細だったり、自己肯定感が低いとか様々なエッセンスがあった事に気づいた。全て読書を通してだった。

そして一番、私が共感し自己理解に役立った本がある。それは

恋愛低体温症

というものだ。

蛙化現象についてYouTbe動画を何度も見た、私の恋愛。

そして誰かと親密になって弱みを見せること、頼ること、信じることに恐怖感が強く、22年間のうちほとんど(留学中を除いては)なんとなく自分を独りにすることで、何かのリスクから逃げていた友人関係。

その本によると、私は頭とハラで考えていることにギャップがあるらしい。

頭では、人と親密になること・好きになること・恋愛をすることを良いものでありそれがなければ幸せになれないと思っている。しかしハラでは、人に嫌われるのが怖いし人はいつか裏切るものだと思っているからわざと距離をおくことで安全を確保していた。そして無意識にブレーキをかけ、一人や深くならない関係を望んできたことが理由で、親友と呼べる存在も本当に大好きだった異性もいたことがない。

言い換えれば、

親しい人間関係に安心感を感じることができない。

その本によれば、今までの人生でそのような経験がないから、例えば親(特に母親)といて100%安心したことがなかったから無意識の思い込みが刷り込まれているそうだ。


独りを選んできた理由

一人っ子だった私はそんな不安をいつもいつも一人で解決してきた。だから今でも自己管理は私の長所だと思うし、他人からも頼りにされることもある。”誰かに助けを求めた先に、応えてもらえないかもしれない” 、そして傷付くかもしれないという不安を持っているから、わざとなんとなく独りになっても困らないように。なんでも一人でこなし、ある程度の目標を達成する。でも、必要以上に周囲に愛されるようなことをあえてしたりはなぜかしたことがないし、やり方が本当はわからない。

先ほど”留学中を除いては”と書いたのは、私は約2年間の留学経験の事。その頃は、何の抵抗もなく、人に囲まれることを望み、それを楽しんでいた。その理由なんてわからなかった。
でも恋愛低体温症はそれを理解するヒントをくれた。周囲に頼らなければ生きていけない状況で自然と助けを求めた、その先に応えてくれる人がいたからである。出会ったばかりの外国人である私を受け入れて笑って話を聞いてくれる事は、どこに居てもごく普通のことなのかもしれないけど、特別に感じた。もはや文化も言語も超えて私を一友人として置いてくれることが嬉しかった。
しかしまた日本にいる間は、人との距離を一定に保つ自分に戻ってしまう。”無意識の思い込み”とは本当に本当に強い刷り込みなのだろう。

恋愛低体温症

を読み、私の誰にも言えない、人を頼れない・愛せないという傾向やその原因を知ることができた。少しだけすっきりした気がした。


最後に

この本を読んで、勉強になったし読んでいる間には涙が溢れそうになる程共感し、自分の心が変わってく感覚がした。
恋愛に対する悩みは人間関係に関しての刷り込みだった事を学び、理由はわかった。

でも、だからと言っていますぐに誰かを頼り、愛することは難しそう。

だけれどこのnoteや読書を通し、私のような悩みを持つ読者の無意識の思い込みを解くきっかけになりますように。

本を読む事で、新しい知識を得て、自分に重ね合わせて、脳内が答えを求めている答えが見つかるかもしれない。でもそれが解決に繋がるかは私の問題なのかな。それでも読む前より、ここに言葉を綴る前より、一歩だけ進めた気がした。

#読書の秋2021

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