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#02 ベトナム×日本のバックグラウンドをもつバナナさんへインタビュー

こんにちは!学生団体Libframです。

先週からスタートした、「100人100色」インタビュー企画!
この企画は年齢も、バックグラウンドも違う様々な人にインタビューしたものをLibframメンバーが独自にまとめたものです!

前回の #01 台湾生まれ、世界5カ国で生活したタピオカさんにインタビュー! はいかがだったでしょうか?
来週も引き続き掲載する予定なので是非お楽しみに!


今週のインタビューイーはバナナさんです!
日本人のお父さんとベトナム人のお母さんを持つバナナさんとのインタビューをお届けします!幼少期をベトナムで過ごし、その後日本で生活したバナナさん。そんなアイデンティティを持つ彼女のエピソードをどうぞ!

インタビューアー:みー

プロフィール

名前:バナナ

職業:学生(高校1年生)



1.自己紹介

ーー(みー):読者の皆さんも気になっていると思いますがなぜバナナというニックネームにしたのですか?

(バナナさん):
ただ好きという理由で決めました!
私は本当にバナナが大好きで、お弁当にもいつも持って行っています笑
熟しているのも好きですし、まだのものでもなんでもとにかく好きです!


ーー(みー):そんなにバナナがお好きなんですね!それでは今回のメインテーマについていくつか伺っていこうと思います。まず初めに、バナナさんのバックグラウンドについてお聞かせ下さい。

(バナナさん):
日本人の父とベトナム人の母を持つハーフです!産まれた国はベトナムで、生後3か月の間は母の体のためにもベトナムに住んでいました。2個下に弟がいるので、弟が生まれた時にも同様に3か月ほどベトナムで暮らしました。
幼稚園年少の初めのころは日本の幼稚園に通いましたが、その後私が小学校に上がるまでの約3年間もベトナムで過ごしました!


ーー(みー):ベトナムと日本で暮らした経験をお持ちなのですね!ちなみにどのような経緯で親御さんは出会われたのですか?

(バナナさん):
父の会社の転勤でベトナムに父は8年間ほど住みながら仕事していてその間に出会ったそうです。詳しくはわからないんですけど笑。
その当時ベトナムだけかそれともほかの国も同じかはわからないけれど、国際結婚というものがとても難しかったようで、父が日本に一人で帰国後に外務省やらいろいろなとこに書類を出しては返されてというのを繰り返していたようです!それでついに結婚できたらしいです!


ーー(みー):ありがとうございます。やはり国際結婚は大変だったのですね… では次に、そのバックグラウンドについて詳しく聞いていきていと思います!


2.ベトナム×日本のバックグラウンド 良かった事

ーー(みー):ベトナム×日本というバックグラウンドによって良かったと感じたことはありますか?

(バナナさん):
今ベトナムで生きていけるくらいの言語能力を持っているというのが最大のメリットかなと思います。
というのも、私の場合、母が日本語を話したり聞いたりするのが長く住んでいるけれどまだまだ苦手なので、母と話すときは、母は基本的にベトナム語で話して私は日本語で話します。でもそれでも理解ができていなそうだったら、私がベトナム語を話すって感じです。なので、幼少期のころからベトナム語とも触れてきているので、多分今ベトナムで生きていけるくらいの言語能力をベトナム語を勉強したことないけれど持っているというのが最大のメリットかなと思います。一時期は、ベトナム語しか話さないという時もあったそうです笑 今では考えられないんですけどね笑



ーー(みー):第一言語以外にも話せるという事はとても大きなメリットのように感じます!他には何かありますか?

(バナナさん):
そうですね。あとは、2つの国の文化を学ぶことができるということも面白い点だと思います。少し住むところが違うだけでこんなにも違うところがあるんだなって思います!最近は行けていないのですが、2,3年に一度ベトナムに帰ります。そこで、ベトナムは家族の人数が多いのですがたくさんの家族に会うことができるのも楽しいです!
他には、お家でベトナム料理を食べられることも最高です! 
私がいろいろな面で日本で暮らしていく上で困っていない理由には、母が日本の習慣に合わせて暮らしてくれているからだと思います。その点では、母には申し訳ないなと思っています。私たちと一緒に異国の地で生活を長年の間暮らしてくれていることには、感謝しかないです。

ーー(みー):素敵なお母様ですね!それでは次は反対に苦労した話について伺いたいと思います。


3.ベトナム×日本のバックグラウンド 苦労した事

ーー(みー):ベトナム×日本というバックグラウンドによって苦労したことはありますか?

(バナナさん):
苦労したことは、私の場合は特にありません。日本語を話すうえでも今まで困ったこともないですし、ベトナムとのハーフということもあってアジア人同士なので肌の色や見た目では気づかれることもないです。
私からハーフと言わないで気づかれたことは一度もありません。(私、みーも気づきませんでした)
見た目での差別的行動とかはないので、特には無いかなって思います。

唯一いやだなと思うことは、私がハーフと言った途端に、”ベトナム語を話して“と言われることです。私は、話すことはできますがやっぱり何を話せばいいのかだってよくわからないし毎回めんどくさいなって思っちゃいます笑
もし例えばその言語を話すことができなかった時になんて反応をすればいいのかもわからないですし、“え、お前そんな見た目なのに?”とか言われたらショックじゃないですか!
ハーフだからと言って話せると決めつけるのはよくないことだと思います。


ーー(みー):やはりハーフだからという理由で決めつけてしまうのは良くないことですよね。ところで、周りの方とはバナナさんがハーフだという事に関して話される機会はありますか?

そうですね、私がハーフと言うとある程度同じようなことを聞かれます。
やはり良くあるのは“ベトナム語話せる?“と、もはや定型文のような形で聞かれます笑
あとは、ハーフのメリット、デメリットとかも聞かれますね。


4.バナナさんの思う、なって欲しい世界について


ーー(みー):これまでの経験を通して、最後にどのような世界になってほしいですか?


(バナナさん):
私のバックグランド関係でいうと何回も言っているのですが、見た目で判断しないということですね。私の場合は、バイリンガルが当たり前。
その他にも例えば、この国とのハーフなら運動できるよねとか、明るい性格なんだろうなって思われたり、人それぞれで見た目で判断されてしまう事があると思うのですが、そのような事が無くなること、それを第一に望んでいます!
全然現実的じゃないことを言うならば、すべてのものが10円以下で買うことができて、すべてのものが無限に食べることができて、何でも自由にできるそんな世界がいいですかね笑


ーー(みー):素敵なお話ありがとうございました!


あとがき
私は今カナダに留学中の高校生です。カナダが移民の国ということもあって、いろいろな見た目の方、宗教、文化の違いに毎日驚かされています!
実際、カナダに来てから4か月ほどたちますが、まだ一度も差別を受けたことはないです。
日本にあまり海外の方がいない、その慣れていないからということもありますが、海外の方というだけで、偏見、差別的考えを持つのは違うなという風に思います。出しているつもりがなくても、自然と出ていることあるかもしれないので、一回考えてみてほしいです!
私もカナダに来る前は、気づかなかったため、考えてみるとそういうものがあるのだと面白いことにたくさん出会うことができると思います!
(みー)


私たちLibframは「人種問題をもっと身近に」「みんなが生きやすい社会を」を目標にさまざまな発信活動を行っています。
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<インタビュー:みー、編集:りーちゃん>

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