永元千尋 / LIBERTYWORKS

小説やゲームのシナリオを書きながらのらりくらりと生きてきたひと。今日も今日とてのらりくらりと生きてます。

永元千尋 / LIBERTYWORKS

小説やゲームのシナリオを書きながらのらりくらりと生きてきたひと。今日も今日とてのらりくらりと生きてます。

マガジン

  • 永元千尋のひとりてらり

    エッセイというほど立派なモノじゃございません。ひとりでブツクサやってるだけの、そういうアレっすわ。

  • サイズミック・エモーション

    日向みつきは18歳の予備校生。大きなお節介と小さな迷惑、そして世界規模の陰謀を抱えて、彼女は今夜も東京の空を飛ぶ!

  • コヲロコヲロ

    神代の昔から途切れることなく連綿と続く、とある夫婦の愛と戦いのマイソロジー。これが本当の“正史”かも?

  • LIBERTYWORKS レーベル概要

    「はじめまして」の人はまずこちらから!

  • 終焉のパラベルム

    斬り捨てろ。敵を、過去を、弱い自分を。

最近の記事

  • 固定された記事

“LIBERTYWORKS”とは?

 誕生は2009年。のんべんだらりと文筆業をやりながらどうにかこうにか糊口を凌いでいた永元千尋(ようもと・ちひろ)が、コミックマーケットに参加するために立ち上げたサークルの名称でした。  その後、同人小説や電子書籍による個人出版を手がけるうち、ペンネームとは別の個人レーベル名という扱いになっていきます。  そうして、2021年には同名で税務署へ開業届を提出・受理。正式に個人事業主の屋号となって、現在に至ります。  こんな風に書いていくと「すごいね」とか「ちゃんとしてるんだ

    • どうにも苦手な言葉

       これはまあ、完全に独り言の部類なんですけどね。    僕はどうも「搾取」って言葉が苦手なんですわ。  もう少し正確に言うと「搾取という言葉の使われ方が嫌い」かな?  問題の実体を不明瞭にして、ある一方の勢力がもう一方を悪だと決めつけるため、あまりに便利に使われすぎてる気がするので。   ○    「搾取の使われ方が嫌い」な一例。  たとえば男女間の格差問題。同一労働同一賃金の原則すら守られてないケースが悲しいかな多々あって、早急に是正・改善すべきなんだけども。  これを

      • 50歳になりました

         数字で見るとびっくりするよね。     子供の頃は「オトナになった自分の姿が想像できないな」とか思ってた。二十歳になって社会的にオトナと見做される年齢になってもさしたる実感はなく、30代や40代は目の前の仕事に追われているうちにあっという間に過ぎ去ってしまい……。    そして迎えた今日この日。  50歳だよ? よりにもよって50歳!  数字見るだけでビビるわ。    子供の頃とまったく同じに「実感ないなあ」って気持ちもあるんだ。意識の上ではガキの頃から地続きだし、相も変わ

        • 結局のところ使う人間の問題よね

           すまない。またしても生成AI関連の記事なんだ。  このエッセイで触れるのは三度目だけど、正直もうその話題おなかいっぱいだよ~! と思っている人もいるだろう。何より僕自身がそうだ。  だから、もうよっぽどじゃない限り、生成AIに関する話題はこれを最後にしたい。次はなんかもっとガハハと笑える感じのオモロなやつにするよ。約束する。    とりあえず前提として、生成AIに言及した過去の記事を貼っておくね。  上の記事を読んだ人の中には「とどのつまり永元千尋って、総論としては生成A

        • 固定された記事

        “LIBERTYWORKS”とは?

        マガジン

        • 永元千尋のひとりてらり
          27本
        • サイズミック・エモーション
          28本
          ¥300
        • コヲロコヲロ
          12本
          ¥500
        • LIBERTYWORKS レーベル概要
          4本
        • 終焉のパラベルム
          4本
        • 〔平和への妄執〕のすべて
          17本

        記事

          どうやらこの世の中には「AIイラストヤクザ」が存在するらしい

           生成AIの是非について、昨今、世論が結論を出しつつあるように思う。  個人的な基本スタンスはおよそ半年前に上の記事で述べた通りなのだが、文章にしろ絵にしろ動画にしろ、生成AIの生成物を利用してよい局面は、自らがエンドユーザーである場合にほぼ限られると思ってよさそうだ。  たとえば、あまり詳しくない分野について概要だけでもAIに教えてもらう、遊んでいるゲームのマイキャラに自画像が欲しいので絵を用意してもらう、ダンスチームの中でざっくりしたイメージを共有したくてイメージビデオ

          どうやらこの世の中には「AIイラストヤクザ」が存在するらしい

          完結済みの2作品を有料マガジンに生まれ変わらせてみた

           いやまあ普通に考えて、元々は書店やら電書ストアやらで有償販売してた作品をタダで何年も公開し続けてたってのは頭おかしいんちゃうかと言われても仕方がない蛮行なんですけどね。しかも文庫本換算で6~8冊もの分量をだよ。  ここまで来ると大安売りとかのレベルじゃない。狂気の沙汰だよ。自分で言うのも何だけど曲がりなりにも商業作家の経験がある者としてあるまじき態度としか言い様がないよな。    まあ、やっちまったもんは仕方がない。正気に戻っただけ良いとします。そもそもざっくり四年間どこか

          完結済みの2作品を有料マガジンに生まれ変わらせてみた

          no+e運営の一方的かつ暴力的な表現規制に抗議する

          本文:2024/07/20  ここ二ヶ月ほどの間に、僕が過去に書いた記事が合計三つ、no+e運営によって規約違反と見做されて非公開の処置を受けた。ざっくり言えば凍結またはBANとほぼ同義である。  具体的には、以下の記事がそれだ。  それぞれ問題のない形に修正して再投稿したものだが、記事の内容そのものは修正前の規約違反だった状態と変わっていない。なんなら「一言一句に至るまでほぼ同じ」な記事すらある。実際、古いものなら丸四年も普通に公開され続けていたのだ。    no+e

          no+e運営の一方的かつ暴力的な表現規制に抗議する

          note版あとがき(CW)

           まずは、拙作を読了していただいたことに感謝を申し上げます。  なにせ分量が分量なので、お読みになるのもそれなりに大変だったと思います。少しでも読みやすいようレイアウト等にはそれなりに気を遣ったつもりですが、noteにはルビ機能がない(注:この文章は2020年6月に書かれたもので、当時はルビ機能実装前)んですよね。おまけに横書き。  いわゆるネット小説に近い体裁で改行をバシバシ打ちまくったので、語り部でもある主人公沖継の口調も相まって小説というよりブログ読んでるような感じだ

          ¥500

          note版あとがき(CW)

          ¥500

          “ひとりてらり”へ至る道 01 (Ep.-6)

          はじめに:2023/08/02 前回の「ひとりてらり」は、あくまでご挨拶みたいなもの。  次に書く「第1話」が大事だぞ、さて何を書こうか、と考えていたんですけども。    ンもうすがすがしいほどに何も出てこなくてな!!!!!!    そんなときふと脳裡に浮かんだのが、今年の11月に公開予定の映画〔ゴジラ -1.0〕のことでした。  すべての日本人にとって基礎教養以前の一般常識だと思いますが、ゴジラの第一作は1954年(昭和29年)に発表。物語の舞台も発表時期に準じておりまし

          “ひとりてらり”へ至る道 01 (Ep.-6)

          我が愛しのGooglePixelと絶望的サステナブル

           先日、愛用しているスマートフォン〔Google Pixel 3 XL〕が壊れた。    厳密には「壊れる寸前だった」と言うべきか。リチウムイオン電池の劣化によって内部バッテリーが膨張し、接着・密封されているべきデバイスの裏蓋が歪んで反り返り、フレームから剥離しかけていたのである。  我がスマホは耐衝撃用の硬質カバーに常時覆われていたので、デバイスの見た目や手触りから異変に気付くことは不可能だったのだが、この日の僕は冴えていた。カバー越しに操作する音量調節ボタンの応答性の低下

          我が愛しのGooglePixelと絶望的サステナブル

          永元千尋 略歴 : 第4部/独立編

          いよいよ「現在」に直結するパートへ。 独立編2009 : 永元千尋  フリーランスとしての独立を機に、ペンネームを「永元千尋(ようもと・ちひろ)」へ改める。  また、R18方面の仕事では「Flypaper」の名義を使い分けることとした。  この夏、コミックマーケット(C76)へ参加するため〔LIBERTYWORKS〕というサークル名を掲げ、同名で個人サイトとブログも開設。これが後に個人事業主としての屋号にもなる。   ■■■ METALHEAD EXTREME L.W

          永元千尋 略歴 : 第4部/独立編

          OVERVIEW

          About the Story  本作〔終焉のパラベルム〕は、永元千尋 / LIBERTYWORKSによるオリジナルの小説作品です。    いわゆるハイファンタジー系の物語、剣と魔法の世界だと捉えていただいて差し支えありません。  ただし、厳密にはその真逆、SF的なポストアポカリプスに相当するのかもしれません。現代よりもはるか先、遠未来の物語として解釈することも可能ですし、作者自身もそう感じられる作品であるよう意識をしています。  とはいえ、ジャンル的なものはあまり気になさ

          BACKGROUND

          旧帝国期 Early era (and Fall of the old-empire)   ――はるか昔。    その頃の人類は、今とは似て非なるもの、百の姿と千の名を持つ完全無欠の存在〔イデルニ〕であった。  イデルニは、森羅万象を解き明かす叡智と、それを具体的な力に変える高度な技術をもって、世界を覆い尽くすほどの一大文明を築き上げる。    しかし、イデルニは神にあらず、人であった。    ゆえに、自らの力に酔いしれ、溺れ、この世界の禁忌に触れてしまった。結果、聖霊の加護

          CHARACTERS

          “表”の部隊 / Main Squad・シオン  扶桑流剣術の遣い手。戦局を先読みする能力に長けていて、司令塔として実質的な部隊長役を担う。  エルフのように見えるが血筋は人間で、いわゆる“取り替え子”だという。幼い頃から相当な苦労をしたらしく、それ以上は過去の話をしたがらない。そもそも彼女がどこで剣術を学んだのか、どうやって戦術指揮を身につけたのかも。   ・メレディナ  魔術と神術の両方を修めて賢者の資格を得た才女。  〔永き民(エルフの旧称)〕が負った氏族の使命に

          INTRODUCTION

           扶桑流剣術の遣い手であるシオンは、五人の仲間たちと共に軍の最終試練を突破した。武術のみならず魔術にも神術にも精通し、あらゆる脅威に対処可能な精鋭部隊であるという証を立てたのだ。  民間あがりの促成栽培。どこの馬の骨とも知れぬ愚連隊。あんな兵隊もどきが使い物になるものか。シオンたちに向けられていたあらゆる悪評は一夜にして覆った。文字通りの快挙である。    だが、後に設けられた祝いの宴席で。   「……魔人エイドゥの討伐?! まさか志願したってのか?!」 「奴の潜伏先は〔混沌

          キルロードに「おつかれさま」と言いたくて

           この記事は、2023年10月に投稿したものの続きになる。  僕は前回の記事を「いやあ、今から楽しみですな!」という文言で結んだ。応援してきた競走馬キルロードの活躍を信じきっていたからね。せいぜい半年ほど前のことなので、その頃の高揚した気分はよく憶えている。    けれど現実は、僕が期待したようにはならなかった。    簡単にまとめると。  地方競馬(南関競馬)へ移籍したキルロードは、都合2度のレースを走り、そのどちらも馬券に絡むことなく、引退、登録抹消となった。    そ

          キルロードに「おつかれさま」と言いたくて