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4人の子どもと断絶していた3年間

子どもと一緒に居られなくなり、仕事以外の時間がかなりできるようになりました。
ずっと子どものことを考えてつらい、悲しいって泣いてばかりの日々。。
夜中にベランダに出て、子どもを思い出し、月と夜空を見ながら子どもとも同じ空で繋がっていると泣いていました。

あとはノートに自分の思いをひたすら書きなぐ るのが 日課になっていた。
「会いたい!会いたい!」とひたすら泣くこと、書いて思いを吐き出すこと、人に自分の思いを聞いてもらうことは、人が立ち直るための大切なことだったんだとグリーフケアで学んだ時に、自然にやっていたことだったと後々気がつきました。
同じ思いで苦しんでいる方には、グリーフケアお勧めします。
グリーフケアとは
https://ihinseiri-oneslife.com/ending/estatesale/14/

学んだ中で私が、感銘を受けたのが、真珠の話でした。
アコヤ貝の中に異物が入ると、異物から自分を守るために異物を包み込む袋「真珠袋」が出来ます。袋の内側では貝殻を作るものがにじみでて異物の周りに貝殻と同じものを作ります。これが美しい真珠になるのです。
人間も、辛いことが起きる(異物)と心・体が痛まないように自分のものにする。
乗り越えられた時には、結果として苦しみが強ければ強いほど優しい人になります。

人の痛みが分かり寄り添える本当に素敵な人だねと言われるようになると話を聞いた時は、今 の子どもに会えない苦しみは、自分を強くし、人として成長するためのものなのだと想いが溢れて涙したのを覚えています。

人は、本当に辛いことをなかなか周りにも吐き出せなく苦しみます。「どうして泣いているの?」「頑張って!」とかの声掛けはかえって、苦しんでいる方には辛いものになります。充分に頑張っているのだから。
ただ寄り添う、手を握る、背中をさすってあげるだけでいいのです。

「貝は安心すると自分から口を開けて獲物を待つ。あなたも安心したら口を開いたらいいのよ」
「辛いのね、悲しい時は泣いていいの。男だから泣いちゃダメということはない」
などの声掛け寄り添うことがグリーフケアになると学びました。

私は、「悔しい」「悲しい」「辛い」「会いたい」といったような子どもに対する強い思いをひたすら書くことによって、自分の気持ちを外に出して再認識し、自分がどれだけ子どもを思っているのかを文字にすることで落ち着かせることができたのです。

その状況の中で、家族やママ友、活動の仲間に辛い気持ちの話を聞いてもらいながら、支えられて調停に取り組んでいました。

もうひとつ、続けてやっていたことがあります。
ハガキを書いて、月一回程度で4人の子どもに、一人一人宛てに出すことをしていました。
これは、自助の会のメンバーにアドバイスもらって始めたことで、手紙だと封を開けなくてはならないので、子どもがポストを見たときにすぐメッセージが伝わるようにするためにハガキにしました。

会っていないので、こちらからの子どもへの質問だったり、一方的な気持ちを伝えることになるので、長い文章ではありませんでした。
でも、子ども達を思い続けて大切にしていることが伝わればいいので、かわいいイラストや写真、メッセージつきのハガキに、短文で無理なく送り続けられたのです。

現在は、ラインで繋がっているので、月一回くらいは、いまだに4人の子どもにメッセージ送っています。

自助で自分の辛い思いを聞いてもらえていたことも、グリーフケアが出来ていたことになります。
ここでも、自分の子どもに対する気持ち、辛い気持ちを真剣に受け止めて聞いてくれる仲間がいました。 泣いてばかりで、何もする気にならなかったのが、今後 は、子どもに対して出来ることをやっていこうという前向きに考えられるようになったのです。

当時くにたち子どもとの交流を求める親の会では、共同親権を求める法改正の活動をやっていました。
今は、日本が単独親権制度だから、私がこんなに苦しんでいるんだ・・・
共同親権にしていこうという活動に初めて関わりました。
活動って何かも分からずに、その当時の会の代表とともに、住んでいる市に陳情し請願を 提出。
請願が通った時は、達成感と子どもの為に自分は動き出せたと自信がついたのです。

休みの日には、都内で大段幕を持ち、デモ行進。
そして署名活動。
女性当事者の会も立ち上げて、横浜の海岸付近で私達の思いを投げかけ、海に向かって子どもに届けと歌ったりもしたのです。
そこでも、たくさんの当事者仲間と繋がりができて助けられました。

もう1つ元気になったきっかけは、全く子ども達と断絶状態になり、子どもの様子が知りたいと思い、情報を得ることで気持ちが落ちついたのです。
まずは、学校の担任の先生に事情を話をして、今の状況下でとにかく、子どもの気持ちが心配だから学校の様子に変わりがないかを聞きたい。ちゃんと、学習出来てるかと友達と仲良く楽しめているのか情報が欲しいということを必死に伝えました。

私の気持ちが伝わり、上3人の担任の先生からは、快く成績や、どんな風に学校生活をしてるかなど情報を得ることができたのです。
保育園の四男の担任に関しては、保育園で会うことも、情報を伝えることも同居していない親には伝えられないと言われてしまい悲しみ断念しました。

あとは、ママ友には本当に感謝しています。
習い事ののママ友からは、試合のDVDを作製してくれたり、学校の行事の息子の写真を注文してくれたり、日々の学校での情報を教えてもらえるだけで、生きていく力の源になりました。
未だに、その当時、私を手助けしてくれたママ友とは繋がっています。

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