仕事面で自信をつける
会えなくなって間もない頃、誕生日プレゼントを送っても、送り返されてしまったので、これ以上子どもには、本来母として関わってあげることも、お祝いをあげることも出来ませんでした。
子どもに関われない寂しさや、何もしてあげれないもどかしさがありましたが、ここで気持ちを切り替えて、
その分の子ども達へかかるお金を貯金していくことを決めました。
当時は、医療従事者として家のそばで子育て中からパートで働いていたので、お給料も低く子ども貯金をするのが厳しい状況でした。
お給料を上げるために、常勤で働くことにしたのです。
幸いにもパートから常勤にすぐにしてもらえました。
常勤で働いているうちに、医療系従事者として、患者さんの為にもっとしっかり向き合って病気を治してあげたいと思い始めました。
さらに知識とスキルを向上させたくて、勉強できる医院に転職を決めました。
離れた場所で新たなる気持ちで再出発をしたいというのもあったのだと思います。
転職先の医院では、数多くのセミナーに参加し、知識とスキルを向上させていくことが出来ました。
そのお蔭で仕事に、生かせる資格を取ることができ、自信を持って患者さんに関われるようになっていきました。
担当した患者さんの病気を軽減することが出来て喜ばれることが多くなり、
医療従事者として自信に繋がっていきました。この頃から自分らしさを取り戻すことが出来たのです。
人間関係でも、院長をはじめスタッフと仕事だけでなくプライベートでも仲良くなり、一緒に食事したり遊びにも行き
充実した日々を送ることが出来ました。
年に2回ほど自宅で料理を振る舞い、昼から夜まで飲んで食べながら話が尽きなかったほどです。
子どもと会えない辛さを軽減してくれました。
その医院では8年弱、勤務し担当の患者様は350人になり、仕事とプライベートで充実した日々を送ることが、出来て貯金も出来ました。
心身共に疲れ果てていた中での転職だったが、人生の転機となり自分自身を変えられるきっかけになったのです。
きっかけは、子ども貯金でしたが、結果的には仕事を頑張ることで患者さんから感謝され、自分も幸せな気持ちになれました。
現在は、これからあと10年働いていくことを考えて今後、訪問診療に携わり診療を受けたくても受けれない困っている高齢患者様の手助けをしたいと思い、訪問診療を学べる所に転職しました。
訪問診療について、知識の向上の為、セミナー参加や本を読み勉強中です。
まだまだ、未熟ですが訪問に行くと、高齢の方にとても喜んで頂けるので遣り甲斐があり頑張れています。
実際に、子どもから、学費や部活動の金銭面でサポートして欲しいと相談を受けた時に、何度も助けてあげることが出来ています。