離れて暮らす長男との再会
子どもにお誕生日プレゼントを送っても、せっかく選んだプレゼントは受け取り拒否で戻ってくる 。元夫のことが心底怖いと思っていたので、子どもに対しては何もできないでいました。
子どもに会えないということを、受け入れてしまっていた自分もいました。
やっぱり子どもに会いたい!
そして、「愛してる」と伝えなきゃ。
色々な勉強会に参加してそう思うようになりました。
私の場合、相手方は結婚当初から住んでいる場所は変わっていませんでした。
子どもの通学する学校も分かっていました。
まずは小学校に行こうと思いました。当時の子どもたちは、長男中学1年生、長女5年生、次男2年生でした。
小学校の出入り口まで行くと、先生が子どもたちに「おはようございます」と挨拶するのに立っていました。
怪しまれる可能性があったので、子どもが登校するルートで待つことにしました。
実際に行ってみると、どのルートで子どもが登校するか忘れていました。
家から学校に行くにはいくつかのルートがあります。子どもたちは登校班ごとに、学校から指定のルートがありました。離婚してから4年が経っていたため、そのルートがうろ覚えでした。
多くの子どもたちが目の前を通るものの、自分の子どもはそのなかにはいません。
違うルートだったかな?と移動してるうちに、始業時間が近づき、子どもが誰も通らなくなりました。
小学校へ戻ると、すでに校門が閉まっていました。
会えなかったと途方に暮れていましたが、子どもたちが通っている小学校と中学校は幸いにも隣合わせて建っていました。
中学校の方が登校時間は遅いはずだと思い、今度は長男を待つことにしました。
しばらく待っていると、お友達と2人で向こうから来る長男が見えました!
長男は私を見つけて、ニコニコしながら「どうしたの?ここで何してるの?」と話しかけてくれました。
私は、中学生になった長男の学生服を着た姿が見たかったから会社に行く前に寄った事、また会いに来るからねと伝え、ほんの5分くらいでしたが、話をすることができました。
休日は部活動で学校に来ると教えてもらい、その後はたまに部活動を見に通いました。
今思えばもっと早くに行けば良かったと思いますが、当時は自分から会いに行ってはいけないと思い込んでいました。
なかには学校すら分からない当事者もいます。探偵経由で調べて居所を突き止め、交流できるようになった当事者もいます。
いろいろな行動制限を受ける調停中だとできないこともあると思いますが、できることを見つけて行動した当事者が結果を出しているという事実もあります。
1人ではできないことも、当事者仲間と一緒ならできることもあります。
実際に当事者仲間と運動会に行ったという話もあります。
1人で抱え込まず、当事者仲間と持ちつ持たれつ協力し合いながら行動して行くことをお勧めします。
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