離婚して親権取れず6年間離れていた長女と一緒に暮らすことに
長女と離れて暮らしてからすでに6年が経過していました。
当時6年生の長女とあまりにも突然一緒に暮らす事になり、嬉しい気持ちの半面、独り暮らしが長くなり、仕事や交友関係も家庭にいた頃とは違っていたため、それらをどう調整したらいいか、娘とどう向き合ったらいいか、自分の気持ちの整理も含めてあたふたとしていました。
1人で考えても埒が明かないので、娘のことは区役所の子ども課に相談することにしました。
<娘の学校のこと>
まずは区役所の子ども課へ行き、親権者ではない私が何をどこまでできるのかと転校について相談しました。
私は、継母から「転校させろ」と言われていたので素直に転校させなければいけないと思い込んでいました。
ところが、子どもの課の話を聞いてくれた方からは
・6年生で卒業まであと3週間しか無いのだから今のまま小学校に通わせることはできないのか?
・卒業式の練習も終盤な時期で、転校先の知らないお友達と卒業式の練習をしても何も思い出がないのに、娘さんがかわいそうでは?
・転校させるメリットとしては、短期間でも転校先の小学校から同じ中学に行くお友達がいる可能性があるから、顔見知りがいるだけで少し心強いかも。
・中学については、親権者ではなくても、事情が事情なので、校長先生に説明すれば受け入れてくれると思う、その場合は区役所からも校長先生に一報を入れますよ。
というようなお話を聞きました。
ただ、娘の住民票がある地域が管轄する児童相談所の判断が必要という事で、児童相談所に行くよう促されました。
児童相談所は、本来は予約制のようでした。ただ、事情を理解してもらえて、すぐに対応してくれました。
父親が親権者だが、その父親から娘を引き取るように言われ、さらにすぐ転校させるように言われた事を説明しました。
一通り私の話を聞いてから、担当の方が娘と2人で別室で話しがしたいと言われ、娘が応じたため、担当の方と娘だけが別室に移動して話をしました。
30分~40分くらいだったと思います。
戻ってきた担当の方が、娘は転校することに拒否反応は無いこと、父親についての話しも私が話した内容と一致していたというような事を言っていました。
そして、担当の方からの判断としては、小学校は通える距離であればこのまま転校せずに通い、中学から転校の手続きをする事を勧められました。
その後、区役所経由で私の居住地近くの中学校を教えてもらい、伺うと副校長先生が対応をしてくれました。
事情を説明したところ、受け入れてくださるという事でした。
義務教育においてはこの辺りはかなり柔軟に対応していただけるという実感をしました。
裏を返せば、親権者の承諾が無くても転校できてしまうというのが現実ですね。
そして、娘は小学校に交通機関を利用して通い始めました。