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色々な事情

今日は私が出会った犬との話。
私シリーズなんて続かないだろけど(笑)

まず、人は何でPetを飼うのだろう?
それぞれの意味があり、それぞれの環境も
事情もあるのだろう。

私のご近所さんは結構みんな仲良し。
とても嬉しいことだし、感謝している。
みんな同じ年代の子供達がいる家庭が多かった。
だから、ご近所さんとのお話も増える。

ある日一人のお宅が、犬を飼い始めた。
みんなに挨拶してとっても元気で可愛い犬だった。
そのお宅は、子供が一人。
子供には少し障害とまではいかないが、病院通いの
子供だった。二人目の赤ちゃんも望んでいたようだが
なかなかできず、犬を飼い始めたらしい。
そのお宅は、実家も近く、実家にも犬がいるようだった。
「かわいいですね」素直にそう思った。
それからご近所さんではPetブームが到来した。
まもなくして、旦那さんも気さくで子供達と遊んでくれて
ママ友の話に入ってこれるような家庭に「チワワ」が来た。
その家庭では犬を飼ったことがないらしい。
Petブームでは小さい犬が人気だった。
小さければ小さいほどかわいいと思われた。
その犬は旦那さんが欲しくて飼い始めたらしい。
だから、旦那さんがお散歩をしていた。
奥さんはあまり関与していないようだった。
私はその犬を見かけると話しかけて沢山なでた。
「おさんぽいってらっしゃい」と声をかけた。
その後すぐに、もっと小さい女の子の「チワワ」が
そのお宅に迎え入れられた。
今度は、奥さんが気に入ったらしい。
その子は小さくていつもぶるぶる震えてた。
スムースだったので余計に小さく見えた。
まさか、多頭飼いするお宅が現れるとは思っても
いなかったので、びっくりした。
しかも、犬を初めて育てる家族が。
奥さんは、「チワワ」達に赤ちゃんを作ってほしかったらしい。
ちょっと怖くなった。
その子たちをどうするのか。何の意図があるのか
検討もつかない。

みんな笑っている。
そこまで深く考えていないのだろうと思った。
でも、幸いに女の子が小さすぎて交配に向いてないことが
指摘されたらしい。
少し安心した。
それからも、犬たちは外にでて子供達に可愛がられていた。
その後、女の子のチワワがやせ細っていくのに気づいた。
奥さんに「大丈夫ですか?痩せてません?」と聞くと
「そうなの!男の子のほうが女の子のごはんたべっちゃって!
男の子がどんどん太っていくのよね!(笑)」
唖然とした。
確かに男の子はどんどん太って行ってチワワではなく
フレンチブルドッグに見えてきた。
旦那さんにもお散歩のときに「女の子はいないんですか?」
と、聞いたりもした「ぶるぶる震えてあんまり歩かないんだ。」
家での生活はわからない。でも何で震えるのか、安心させてあげるとか、
抱っこして散歩するとか、私には色々浮かんだ。
そのうち女の子のチワワは毛並みも悪くなってきた。
一応病院には通ってるみたいだったが、獣医の言う通りの生活を
しているのかはわからない。
そのうち、子供達も小学生になり習い事を初め、あまり外で遊ばなってくる
次第にそのお宅も散歩をしなくなった。
今度は子供たちの成績や、習い事の話。
「ピアノを習っていて学校の合唱でピアノに選ばれたの!」
と、喜ぶ奥さん。それはすごいと思った。
「良かったですね!すごいですね!」と
私も応援した。

家庭の生活が変わっていく中でやっぱり人間の事情に従わなくては
ならないのはPet達だ。
そのころにはもうそのお宅のPet話はなくなった。

犬の鳴き声もしないし、存在もわからない。
今は、どうしているのか、元気にしているのか…。
私は今でも家族として元気にしていると願っている。


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