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【乳がん闘病記:78】祝2周年!と思いきや、えっ⁉違うの?

時が過ぎるのって本当に早いなぁ・・・。

先週、手術から丸2年ということで、CTなども含めた精密検査を行いました。
もう最近元気過ぎて忙し過ぎて、検査のことも数日前までコロッと忘れていたくらいなんですけど
やはりいざ検査となると、あのCTの機械にグオ~ンと飲み込まれていく瞬間など、2年前がフラッシュバックするものですね。
あの頃も、今くらい元気だったのに乳がんが見つかったんだった。
今回ももしかしたら・・・なんて不安が過りました。

色々検査が終わって診察室へ。
「どうか、どうか全て問題ナシ!と言われますように!」と
心の中で祈りながら先生の前に座りました。
と間髪入れず

「うん!全く問題ないですね!順調です。」

明るい先生の第一声に
めちゃめちゃホッとしました。

それから検査画像を一緒に見ながら、一つ一つ内臓の状況の説明を受け
両胸の状況も確認し
元々あった甲状腺のしこりも大きくなってないので経過は引き続き確認するけど恐らく良性で問題なし、とのことで
血液検査に至ってはどれも正常値で健康そのもの、とのこと。

こちらも相変わらず体調は至って良いし
タモキシフェン服用の副作用も一切ないし
(あ、生理は日にちが空いたり量が減ったりはしているけど、まぁこれは閉経が近い年齢なので仕方ないことだと思う)

いや~良かった!
このままあと3年、頑張りましょう!
先生とも笑顔でお別れし、心配していた母にもすぐ報告し
この闘病記も今回は「祝!元気2周年!」というタイトルで書こう、とまで決めていた・・・のですが・・・

検査から4日経った今週月曜日。
仕事で長崎で向かう途中、スマホの着信に気付きました。
途中のサービスエリアで確認すると発信元がかかりつけのFクリニック。
ん?先週行った時、何か忘れ物でもしたかな?
留守電のメッセージも入っていたので再生してみると
てっきり受付の女性の声が聞こえてくるかと思いきや
何と先生じきじきで

「お伝えしたいことがありお電話しました。
ご都合の良い時に折り返し頂けますか?」

え・・・。
先生がわざわざ電話してくるほどの「お伝えしたいこと」って何?
だって、先週検査結果一緒に見て問題ナシ!って言ってたし
え?もしかして血液検査の結果が後から分かる項目で何かあった?
それともクリニックが急に閉院するとか!?

今すぐ用件聞きたい。
でも最悪な内容だったら・・・この後、混乱して高速運転出来ないかも。

迷った結果、ひとまず目的地に到着して連絡することにしました。
電話すると今度は先生が診療中。
しばらく待ってようやく繋がりました。
ドキドキしながら先生の言葉を待っていると

「実はCT受けた病院のレントゲンの先生から連絡があって。子宮にね、しこりのような影が見えるって。」

やっぱり。
頭が一瞬真っ白になりました。
でも、本当に一瞬だけ。何故ならば続けて先生が

「そう言われて僕ももう一度CT画像見直したんだけどね、確かに影っぽいのはあるけど、僕はそれはしこりじゃないんじゃないかなぁと思ってる。
でも、そう見える、という先生がいる以上、やはりそれは伝えなきゃ、と思って。」
と仰ったから。

「えっと・・・先生は違うと思うんですよね?」
「うん。だけどね、レントゲンの先生は一応検査も検討してみては?という意見。」

CT受けた病院で対応してくれた内科の先生も問題ないって言ってた。
また別の先生が確認してくれたのか。
そんなに色んな先生がつぶさに見落としがないかチェックするんだな
なんてところに感心しつつ

思えば乳がん発覚から今まで
このパターンは何度もあった。
例えば手術前検査のMRIで、MRIの技師さんは乳がんは皮膚まで到達してると報告したらしいけど、先生はまだギリギリ到達していないと思ってる、と言ってた。
結果、ホントに皮膚には転移していなかった、とか。

また、エコー検査で技師さんが甲状腺にしこりがあって転移の可能性、と報告したらしいけど、先生は「僕は違うと思う。ただ検査はしていくけど。」と言ってた。
それから定期的に検査しているけど、今のところ大きくなることも増えることもなく、恐らく良性で間違いない、とか。

逆パターンもあった。
それは最初の最初、胸にしこりをみつけて初めてクリニックを訪れた日。
検査結果だけをみればしこりは良性という判断になると思う。
でも、僕はちょっと気になってる。
だから針検査を受けませんか?と勧められた。
結果、悪性腫瘍だった。

そんなこんなで私は先生の見立てというものをかなり信頼しています。
だから、先生の明るい声と「僕は違うと思うんだけどね~」の言葉でだいぶ安心出来たんです。

「先生は違うと思うけど怪しいよっていう先生もいらっしゃるということですよね?」
「そう、で、それをはっきりさせるには子宮内検査しかないから。」

「分かりました。きっと大丈夫なんでしょうけど、はっきりさせた方が安心出来るので、一応検査は受けておこうと思います。病院はどこに行けばいいんですか?」

「婦人科だったらどこでも検査は受けられると思うから行けるところへ。もし自分で説明するのが難しそうなら紹介状は書くから連絡下さい。」

「分かりました。病院決めたらまた連絡します。あぁ~でも、思ったより安心出来るお話で良かった。」
「そうよね。僕から電話がかかってくるって、ドキッとしたよね。」
「しましたよ~!!最悪なパターンを色々想像してしまいました。でも、先生が恐らく違うと言って下さってるので、やっと緊張が解けました。」

ではまた、と電話を切り
それから現在まで、近くの婦人科の病院を今、調べまくってる最中です。
婦人科系の病気なんてしたことないから何せ情報が一切なくて。
友人に聞いてみようかな~とも思うけど
Fクリニックを見つけたのと同じで、まずは徹底的に自分でリサーチして「ここだ!」とピンとくる病院に出会いたくて。

次回はこの検査結果のご報告になるかな。
きっと大丈夫、とは思うけど
どうかどうか、先生の見立てが今度も合っていますように。


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自分の治療や生活は何とかなるので、もしサポート頂けましたらご支援は近くの保護猫支援団体に寄付させて頂こうと思います。ネコ達に沢山生きる力をもらってきたから、せめてもの恩返しに。