深刻化する宅配クライシス!未来の宅配の姿とは!?
今、大きな社会問題となってきている宅配問題。Eコマースやフリマアプリ等の普及によって宅配便の取扱個数が爆発的に伸びている一方、宅配・郵便業界の人手不足が深刻になっています。
今後大きな変革なくしては、宅配クライシスは乗り切れません。国土交通省によると、2008年度に約32.1億個だった宅配便の取扱個数は、2017年度には約42.5億個と、ここ10年で3割以上増加しており、急速な伸びを示しています。また2018年度のBtoC市場における日本のEC化率は日本の実質GDPがほぼゼロ成長だった年にも関わらず、対前年度比8.12%増の成長をしていることからも、今後もEC化の流れは止まらないと考えられます。しかしEC化率がたった約6%の現在でさえ、宅配業者はキャパシティオーバーしている状況です。
そんな中、この問題に多くの企業が取り組んでいます。そのアプローチは大きく分けて2つあります。1つは「無人化」です。DeNAとヤマト運輸の共同プロジェクト「ロボネコヤマト」では、自動運転車両を用いた配送の実証実験を実施しています。また楽天と西友もタッグを組み、ドローン配送サービスの実証実験を既に始めています。2つ目は「有人配達の効率化」です。アマゾンジャパンは9月11日、指定した場所に荷物を置いて配達完了となる「置き配」を標準の配達方法にする実証実験を開始。また「Uber Eats」では、大手の宅配業者ではなく、個人が宅配するビジネスモデルをとっており、今後こうした「個人による宅配」も広がっていく可能性もあります。
大きな社会問題には大きな変革が必要です。未来の宅配は、現在の姿とは大きく変わっているかもしれません。
【参照】
国土交通省
http://www.mlit.go.jp/seisakutokatsu/freight/re_delivery_reduce.html
楽天×西友
https://viva-drone.com/rakuten-seiyu-drone-service/
アマゾンジャパン
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1909/11/news129.html
冨澤
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