サーリャ

子供の頃から根性無しで、何をやっても続かない。アラサーに片足突っ込んでる社会不適合者のエッセイを書きます。

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子供の頃から根性無しで、何をやっても続かない。アラサーに片足突っ込んでる社会不適合者のエッセイを書きます。

最近の記事

【実験】スピリチュアル嫌いで信仰心皆無の人間にも縁切り神社のご利益はあるのか?【結果待ち】

新生活開始1カ月で、縁切り神社巡りを始めた。 もともと信心深さとは無縁だ。 オカルトとかスピリチュアルとか、そういうものは大嫌い。 身内の死に際しても「こんなに科学が発達した時代においてもなお死後の世界とか信じてるって面白いなあ」と周囲を眺めていた。供養なんて遺された者の自己満足のためのものだと思うので、祖母の葬儀のとき「金に糸目はつけない」と言っていた祖父がひどく痛々しく見えた。 いわゆる「パワースポット」に関してもそうだ。「神社に行くと空気が変わるのがわかる」「呼ば

    • 恋人、子供、あるいは相棒

      猫を飼っている。 アイコンにしている黒猫。名前はちょっと変わっていて、SNS上ではB氏と呼んでいる。 彼は愛護センターから来た。いわゆる保護猫だ。 大学を卒業して、最初の仕事に就いたときに引き取った。 私はずっと、それこそ子供の頃から、犬か猫のいる生活に憧れていた。 しかし祖母が大の動物嫌いで、「頼むから私が死んでからにしてくれ」と言って許してくれなかったのだ。 既成事実じゃないけれど、流石に連れてきてしまえば飼うしかなくなるだろうとふんで、中学生のとき、学校で保護した

      • 私的『枕草子』と郷愁

        月に一度、実家に帰っている。 犬をシャンプーし、風呂とトイレを掃除して、家中の廊下を拭き、玄関を掃き、余裕があれば庭の草むしり、犬の散歩をして、夕方にはアパートに戻る。 もともと掃除は私の仕事だった。 大学時代に一人暮らしをしていたときも、長期休暇の時には数週間帰省して、その間の家事を担っていた。家族にちょっとでも楽をして欲しかった。 だから、「実家に帰りたい」という話をした時に「わかります〜何もしなくていいですもんね!」と言ってくる人間が嫌いだ。彼らの中では親が(それもお

        • 何をやっても続かない娘と、心の病に理解のない両親

          「何をやっても続かない」というと、なんだか落語の主人公みたいだなあと思う。 しかし検索してみてもそんな話は出てこなかった。なぜだ。私はなぜそんな発想に至ったんだ? 私の両親は、「自分でやると決めたなら最後までやり遂げなさい」という人たちだ。子供の頃から習い事を辞めることは許されなかった(だから祖父は剣道を「破門」という形で辞めさせてくれたのだと思う)。 中学生3年生で部活を辞めたときのことはよく覚えていない。 祖母が癌で入院して、家の中がバタつき、私も家事に参加するためし

          根性無しの自己紹介

          子供の頃から、何事もやってみなければ気が済まなかった。 保育園まで徒歩5分にもかかわらず、「通園バス」に憧れて停留所ひとつぶんだけ乗せてもらったり。 ローラーフィギュアなるスポーツに興味を持ち、コーチに連絡をとってみたり(これは叶わなかった)。 突然ロシアに興味を持って、語学力0で留学してみたり。 青森県に魅了され、新卒で移住してみたり。 ごくごく一部だ。あげてみればキリがない。 人に迷惑をかけない限り、それらを許してくれた両親には感謝しかない。 やってみなきゃわからない

          根性無しの自己紹介