【コネ一切なし。】短期離職を繰り返した私が、デザイナーとして内定を頂いた方法。(面接編)
数ある記事の中から目を止めて頂き、ありがとうございます。
Liall.のshibutyaです。
今回は前回に引き続き「面接編」をお話したいと思います。実際の面接の事例をお話しながら進めていきます!書類編の記事はこちらからご覧いただけます!
面接で聞かれる質問などはこちらでざっくりと確認できますのでぜひ。
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1.面接で聞かれること。それは「退職理由」。**
「この会社を退職した理由は何ですか?」
テンプレ中のテンプレと言っても過言ではないこの質問。おそらくこの記事を読まれている皆さんも幾度となく尋ねれてきたのではないでしょうか。
短期離職をしてきた私にとってはこの質問が一番辛かったです。
残業時間が100時間を超えても、
ハラスメント地獄に苛まれても、
突然給料が減額されても、
この会社にいるべきだったのだろうか…
と何度も何度も考えました。しかし、ある日思ったのです。
「いや。心身共に全てが崩壊する前に辞めて正解だったよ。」と。
だって楽しく生きたいもの。しぶを。
本当は結婚や出産、新たな挑戦など前向きな理由で退職したかったけど、そうもいかなかったと言う人は多いかと思います。私もそうでした。
そこで「この退職理由を隠す必要はない。正直に言おう。」と思い、ある程度正直面接で話をするようにしました。
こうすることで分かったことが3つあります。
この退職理由で(少なくとも面接官が)
共感してくれる→働き方が整備されている
共感しない、あまり釈然としない表情を浮かべている→割と体育会系
と言うことです。
「共感してほしい」と言う訳ではなく、あくまでも「ふるいにかける」感じです。私の場合、「長時間労働 x 果てしない連勤」は一度体を壊してしまいできない可能性が高いので、体育会系企業を避けたいと言う気持ちからこの方法をとってきました。
面接官側からも「これぐらい働いて体を壊したのならうちではやっていけないだろう」と採用の判断材料になりますし、お互いのためになります。自分は自分、相手は相手なので、無理に会社に合わせることなく自分らしく働ける場所に巡り会えるよう目指したいですね。
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2.「この作品はどうして作ったのですか?」**
間違いなく聞かれます!!!
ほとんどの場合、ポートフォリオや何かしら作品を見せながら面接をすることになるかと思いますが、一番聞かれることが「コンセプト」です。「なぜこの作品を作ったのか」「どのような方法で作ったのか」「どんな評価が得られたか」などです。
(いや〜何も考えずに作りました)
という作品はそもそもポートフォリオから外しておくことをお勧めしますが、万が一作品数の関係で掲載して「突っ込んで聞かれてしまった…!」と言う場合は「空想ストーリー」で即座に答えましょう。数個そのようなテンプレを持っておくと良いと思います。
例えばロゴデザインの場合、
本来の理由:自分の勉強のため
空想の理由:3色の色数制限を設け、表現の幅を広げようとしたため
黄金比を利用したデザインをしようとしたため
などです。
短期離職を繰り返してきた私としては「いかにその短い時間で濃いものを作れたか」ということが求められます。仕事の濃密度と成果物が目に見えていないと「全ての仕事を途中で投げ出してきたのではないか」と面接官の目には映ってしまいますね。そうならないように「一つ一つの仕事の濃密さ」をアピールできるよう準備しておく、そのためにポートフォリオとセットで「自分に自信がある作品で、なおかつコンセプトについて熱く語れるもの」が良いかと思います。
ちなみにこれは「インターンシップ」の選考会でも役に立ちます。
自身の経験として複数のインターンシップに参加しましたが、メンバーとして選ばれるまでに書類選考→面接がありました。特に面接では割とその企業のトップレベルの方、あるいは先輩となり期間中お世話になる方ばかりでした。その頃初めて「10対1」(面接官10人に対して私1人)の面接を経験したのですが、とにかく質問攻めの嵐でした。
これが圧迫面接…!(圧迫ではなかったです)
この時、基本スタンスとして「なぜ?」を深掘りしていく流れで質問が進むので、これに完全に答えられるようにしておく必要があります。事前に自分の作品に対して「深掘り」し、「わかりやすく説明できるようにしておく」ことが大切ですね。
この事前準備として私がやっていたのは以下のことでした。
ポートフォリオに2〜3行程度のコンセプトを書いておく
作品ひとつ一つのコンセプトや制作期間、かかった時間を正確に記憶しておく
ラフ画などの資料を数枚面接に持って行っておく
この「ラフ画などの資料を数枚面接に持って行っておく」ですが、実際に役立ちました。
例えば「もっとこれができるまでのアイデア案がみたいなぁ」となったタイミングで(待ってました…!)と言わんばかりに、「実はですね…今日数枚お持ちしておりまして…」と言う形で見せる訳です。これで好感度アップ!
という方法を取ることができます。他に選考を受けにきた人より、おそらく「印象に残る」人になるかと思います。このラフ画と言うのは決して綺麗な状態じゃなくても例えば、走り書きやアイデアスケッチなどの整って無い状態で十分です。「わざわざこの面接のために準備して来てくれたんだ」と思ってもらえること、少しでも印象に残る人になることが大切です!
3.趣味や特技は何ですか?
(…何でこれ聞く?)
と毎度質問される度に思いますが、必ずといって良いほど聞かれます。
ここで正直に答えるのも良し、あえてそれっぽく取り繕うのもよし。何が正解かは正直わかりませんが、参考までに私のいつもの答え方を記載すると、
趣味は、「絵を描くこと」です。
(本当の趣味は、寝ること、食べること、ゲームをすることです。あと500円玉貯金。)
特技は、一発描きです。(その場で披露したこともあります笑)
こう伝えると大抵、「どんな絵を描くの?」と突っ込まれますので、
「実はその一部がポートフォリオ内にあるんです!」という流れで話を誘導します。そうすることで、「休日も仕事と関わりの深いことに取り組んでいる」「勉強に励んでいる」と「ポートフォリオ」との関連付けでより印象に残るように思います。
実際は「ただゴロゴロしているだけ」「アニメを見て盛り上がっているだけ」でも、どこか「関連性」を見つけてアピールすることが良いです!
趣味を聞かれた時の回答の参考になりそうな記事がありました。
大した特技が無い…と言う方も大丈夫です。
その場合は「特技と言えるか分からないのですが…」とワンクッション言葉を挟むことで、相手の受け取り方が変わってきます。例えば、最近「YOUTUBEで自分のコンテンツを発信し始めた」と言うことでしたら、「特技と言えるか分からないのですが、観客がいなくても人前で話すことが得意です。」と伝えると、必ず「それはどう言うことですか?」と突っ込まれますので、そこから「実はYOUTUBERとして活動を始めまして…」と繋げることができると思います。この「クッション言葉」と「想像のできない特技」をセットにすることで話が広がりますし、謎の静寂を免れることはできます。
もちろん自信溢れる特技をお持ちの方は全力で伝えて頂き、その場で発表できるぐらいの気持ちで行くと、ほぼ間違いなく話が盛り上がるかと思います。
ぜひお試し下さい!
4.面接は「どうせなら正直に楽しく行こう!」
面接はどうしても緊張してしまうと言うのはとてもわかりますし、どれだけ準備して本番を迎えても失敗することはあります。私も数々の面接を受けてきましたが、どれだけ話を盛利上げようとしてもうまく行かなかったり、一切面接官から反応がなかったり、面接官が話をして結局ほとんど自分がアピールするチャンスがなかったり、色々ありました。
あくまでも最後は「ご縁」なので、落ちたからといってもあまり気にせず、前向きに進むことが良いかと思います。私も本当に行きたいところから不合格通知がくると落ち込みますが、次の日には持ち越さないようにしています。大丈夫です、皆さんもできます!
自分の人生を決めるのは自分です。
せっかくなら、「面接」も楽しめるようになったら良いなと思います。
記/shibutya
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