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子どもの発達を指摘されてから、診断を受けるまで。

私の話。

子どもが小学2年生の時

「板書が難しいようです」

子どもが小学3年生の時

「授業中ずっと机に伏せて寝ています」

と指摘をされた。


「この子に合わせた支援が必要だと思います」

と、支援学校から来られた専門員の方も

授業の様子を見て、そう言われていたそうだ。

それから、支援学校の専門員の方から

発達についての検査を受けることになり、

いろいろな特性を指摘された。

そして、支援学級を勧められた。

当時の学校の校長先生が、
発達障がいにとても詳しく理解があり、
相談にのってくれた。

その校長先生は、

「ひとりで辛かったですね。
私が御家族にも説明しますよ」

と後方支援を下さり、
一人で背負わないようにと言ってくれた。

それから、
支援学級に在籍することを、
家族にも伝えた。

「ずっとじゃないんだろ?」
という言葉が返ってきた。

その後、
4年生から在籍することになった。

在籍する時、
病院に行くことを勧められたが

内服に抵抗があるといって

もう少し時間をくださいと先生に相談した。

支援学級の先生に、
今度は進級の際に聞かれた。

2度目の、
病院には行かれないのか、と。

発達障がいの知識や認知の少ない
この小さな地域で、

診断を受け止めてもらって、
それを分かってもらう。

どんだけのエネルギーが必要だろうか。

それを考えると、勇気がなかった。

その背景には、
家族に発達障がいを指摘されたことを伝えた際、
やっぱり受け止め方が違うことに
愕然としたから。

症状を言えば、薬を出されるかもしれない
怖さがあると学校の先生にはそう伝えて、

1年間ほど逃げていた。

それからは少しずつ、
時間をかけて、
家族にも、周りにも、
子どもの障がいについて
知ってもらった。

まだまだ、周りの理解を得るには
一人で抱えるにはキツい状況だったけど、
診断を受けにいった。

診断を受けようと思ったのは、

診断をしっかり受けることで、
どんな特性があって、
どう対応すれば子どもにとって
生活しやすいかが分かるから。

あと、
診断書がないと支援学級の在籍も
難しくなるから。

診断を受けるタイミングやパターンは、
その子の状態や家族の状況、
考え方などで、さまざまだろう。

周りの理解や家庭環境、家族の意識、
いろんなことが絡み合って、
なかなか診断を受けることに
時間がかかる場合もある。

でも、困難を抱えてるのは子ども。
障がいの知識や特性を正しく知るのは、
その困難を抱える子どもにとっては
とっても大事だと、
逃げていた時期もまずかったんだと
今はわかる。

そう。私だって発展途上。

まだまだ周りの理解や知識は低く、
エネルギーがいることもたくさんあるけど、
親として、正しく向き合っていきたい。

#発達障がい
#グレーゾーン
#診断
#後方支援

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