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制度の谷間と谷間を補う制度。


うちの子はぺルテス病を患った。

それにより、
療育センターに入院をする事になる。

療育センターは、
障がい者施設と病院が
一体となっているイメージ。

明確な定義はないらしいが、
今回うちの子が入院した療育センターは、
医療型障がい者福祉施設という分類のよう。

医療型とはいえ、
普通の病院の入院と違う。
障がい者福祉施設と合体している為、
入院が必要になったら即入院できる
というものでは無い。

一般に、
障がい福祉サービスを利用する場合には、
障がい者手帳などを所持している必要がある。

その手帳を受けるためには、
市町村の福祉課へ相談し、

手続きの段階を踏んで認定を受けてから
手帳が交付される。

うちの子の場合、
病気は長期治療が必要で、
装具を装着する必要があるが、
一定の機能回復が難しい障がいを
負った訳では無い。

だから、
申請をしたとしても障がい者手帳は
取得できない。
ただ、
医師の診断のもと、
障がい福祉サービスを利用することはできる。

入院する療育センターのコーディネーターから
手続きの説明があった。

児童相談所に行って手続きを行ってください
とのことだった。

医療型障害児入所施設に入所する場合、

「障害児入所受給者証」
「障害児入所医療受給者証」
という受給者証を、県の児童相談所長から
交付してもらわないといけない。

これは、
医療機関に入院するときに受ける
限度額適応認定証に似ている。

これがあることで
所得に応じて上限額が決まり、
1割で福祉サービスを利用することができ、
入所料等も負担額が軽減される。

変わって、
退院した時のために、
自宅をリフォームしようと考えた。

バリアフリーに作られていない自宅は、
帰ってきたときに生活が送れない
状況だったためだ。

障がい者福祉の中に、住宅改修がある。
これも、
障がい者手帳を受けていない為、
利用ができなかった。

ただ、
市町村でリフォーム事業などの
補助事業があるため、活用ができる。

手帳を受けていないために
利用することができないサービスも、
市町村によってさまざまな事業があり、
補えることもあると知った。

そうやって、
医療や福祉サービスが充実している国は
そう多くない。

対象にならない制度も、
それを補う制度がある事も、
この子が障がいを持ち、病気にならなければ
知りえなかった。

本当に、
いろんなことを学ばせてもらっている。

#発達障がい
#ペルテス病
#福祉制度

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