これが最強!面接で志望動機を論破されない方法【キャリアのための転職】
皆さん、こんにちは!本田祐樹です。
本日は「転職における志望動機の作り方」についてお話していきます。
「面接対策のなかで志望動機が一番苦手」
「書類選考は通るのに面接で落ちてしまう理由を知りたい」
「圧迫面接になっても上手く対応できるような面接の受け答えを知りたい」
「転職理由」「自己PR」「キャリアビジョン」など色んな質問を想定しますが、なかでも「志望動機」が一番厄介に感じる人が多いのではないでしょうか。
結論として、志望動機は難しいです。
志望動機って対象の企業のことを下調べしておかないといけませんし、自己PRとも上手くストーリーとして繋げる必要があるからです。
1回作れば使いまわせる自己PRと違って、志望動機は毎回新しく作ることになりますしね(^^;)
私も過去に転職活動を2回経験していますし、今は経営者として面接をする立場にあります。
面接対策については本質的かつ現実的なナレッジを共有できるはずなので、ぜひ最後まで読んでいって下さいね。
これが最強!面接で志望動機を論破されない方法
志望動機を作るのは難しいとお話しましたが、就活に引き続き一番の懸念点は「面接官からの論破」ですよね。
「同業他社でも同じことが言えますよね?」
「○○って言われましたけど本当ですか?」
「それってあなたの感想ですよね?(煽り顔)」
最後のは西村ひろゆきでしたが、似たようなことは誰しも1度は経験したことがあるんではないでしょうか。
結論から言うと、私が思う志望動機で論破されない方法は「感情で話す」です。
意外に思われた方が多いと思います。
面接って回数をこなしていくと段々とディベートゲームみたいな形で、想定問答に如何にして論理的に返すかに集中しちゃうんですよね。
もちろん、面接の受け答えにおいて論理的に話すことは大事です。
私も面接をやっていて「何かキャッチボールが上手くいかないな~」って感じる応募者については評価を低くしています。
仕事において論理思考は必要ですからね。
ただ論理思考は最低限あるとして、最終的な決め手は「感情」です。
「御社は○○業界で△△で◆◆の規模を持たれており、私の強みとしては~~」みたいなのは面接官からすると論破する対象になります。
理由は簡単で、面接官のほうが有利な立場にあるからです。
冒頭でもお話した通り、志望動機って対象の企業についてのお話になります。
皆さんとしても対象の企業について下調べしていきますが、言っても面接官のほうが詳しいわけです。
だって自分の会社のことですから。
だからこそ皆さんの志望動機のような「外からの評価」については、面接官は色んな方向から崩しにいきますので皆さんとしては論破されやすい環境なんです。
「なんだ面接って無理ゲーじゃねーか」と思われた方がいるかもしれません。
だからこそ「感情」で志望動機を語るのです。
「御社で仕事がしたいから応募しました!」
はい、これだけです。
実際にはもう少し練って欲しいですが、極論を言うとこんな感じです。
この感情で話す志望動機の最大のメリットは「論破されにくい」ことです。
面接官としては「好き」「○○したい」みたいな感情論を否定するのは人格否定になるからです。
一方で先ほどにもあった論理的な志望動機はどうしても、「数字」「根拠」「一次情報」など細かい所を突くことで皆さんの論理を覆すことが可能です。
皆さんの人格ではなく、志望動機は否定することが出来るからです。
ちょっと話はずれますが「タイプじゃない異性からの告白を断る」ことをイメージしてみてください。
①「○○さんは頭が良くて、協調性もあって、△△が同じ趣味だから段々気になりはじめて今日のデートで好きになりました。」
②「○○さんのことがとにかく大好き!だから付き合って!」
どちらかというと②のほうが断りにくくないでしょうか。
①と違って②は完全な感情論なので、「自分のことを好きになってくれるなんて信用できない」みたいなことでしか断りようがないわけです。
でもそんな言い方したら相手を否定することにもなるし、自分の印象も悪くなりそうで「うぅ…困ったな」って感じになるはずです。
小さい子供がダダこねるみたいなことは言っちゃいかんですが、総論として「感情論」が志望動機を最強にするコツです。
転職における感情論の志望動機の作り方
志望動機において「感情論がコツ」であるとお話しました。
ここからは感情論を使った志望動機の作り方について解説していきます。
そんなに難しくありません、自分の体験や価値観を織り交ぜるだけです。
たとえば以下のような求人に応募したとします。
会社名:Aマーケット
業種:小売業界
概要:全国展開のスーパーマーケットを運営。
国内の主要スーパーとして認知度もあり売上も拡大中。
食品売り場では季節ごとに企画性のある売り場を展開している。
応募職種:食品バイヤー
仕事内容:既存のメーカーからの季節に応じた商品仕入れ
新規メーカーによる新商品の開拓にも挑戦する
まずは基本的な志望動機はだいたい以下のような構成になるはずです。
①前職での経験や獲得したスキルを話す
⇒「前職では食品メーカーの営業として、小売店向けに食品を営業していた」
②応募した企業の取り組みや特徴を話す
⇒「全国展開のスーパーマーケットを運営。特に食品部門について強みを持っている」
③①と②がマッチしていることを説明する
⇒「食品メーカーとして全国の小売店を巡回してきた経験が、今後は商品仕入れの業務に活かすことができる」
しかしながら面接で話すと待ったと言わんばかりに面接官からは「同業他社のBマーケットじゃダメなの?」と聞かれてしまいます。
そのため上記の志望動機の最後に「感情」を入れます。
ここで言う感情とはこんな感じでOKです。
①「子供のころから両親がAマーケットに頻繁に買い物していて思い出に残っている」
②「前職でAマーケットに営業したことがあり、自分の取引先のなかでは一番お世話になったと思っている」
③「学生時代にAマーケットでアルバイトしたことがあり、前職に就職しようと思ったきっかけの1つになっている」
④「最近のスーパーの食品売り場に飽き飽きしていて、全国規模のAマーケットを舞台に自分なりの食品売り場を作りたいと思っている」
⑤「東南アジアに海外旅行したときに現地のスーパーマーケットの売り場が日本にはない革新的なもので”ぜひ日本も参考にすべきだ”と思った。そんな野望を全国規模のAマーケットであれば早く実現できると考えている。」
ビジョンに近いものから、ただの思い出話まで何でもアリです。
「こんなの志望動機に混ぜても大丈夫なの?」と思われるかもしれませんが大丈夫です。
論破されたり詰められることは少ないです。
「良く分からないけど、あなたにとってはウチの会社が良いと思ったのね」って面接官は思ってくれるんです。
面接官に「あなたにとっては…」と感じてもらうのがミソです。
面接官としても上記の内容について否定すると「思い出話を否定する」「人生におけるモチベーションを否定する」ということになるからです。
もし感情の部分を否定する会社があれば、こちらから願い下げでOKでしょう。
基本的な志望動機に皆さんなりの経験や価値観を入れるだけで、強力な志望動機の完成です!
転職において面接対策よりも大事なマインド
ここまで読まれた方のなかで「転職ってそんな感情論を持ち込んで良いの?」と思われた方がいるかもしれません。
そうですね、仕事に感情を持ち込んではいけませんよね。
とはいえ面接においては感情が必要です。
3年前あたりから転職活動が当たり前になってきてるし転職サービスも増えているので、「面接対策」っていうのは誰でもカンタンに知れるようになりました。
その弊害とまでは言い過ぎかもしれませんが、「似たような人が多いな」と私は感じています。
どこかで聞いたようなテンプレート臭い話をする応募者ばかりで、正直言って辟易するときがあります。
あと企業の採用担当者だって「ウチじゃないといけない理由なんて無い」って思ってますよ。
「同業他社の○○じゃダメなの?」って質問しときながら、「どこも似たようなもんでしょ」って薄々思ってます。
つまり志望動機に完全なロジックなんて求めてないんですよ。
「は?!じゃあ聞くなよ!」って感じですよね(笑)
そんな矛盾はありながらも自分のやる気を伝えるには、思考面だけではなく感情面にも訴える必要があるんです。
だって人間には「心」がありますからね。
頭で納得してもらえないのなら心で納得してもらうまでです。
まだまだ違和感を感じられてる方がいるかもしれませんが、騙されたと思って少しだけ意識してみてください(^^;)
本日はここまでにしますが転職に関わる記事は今後も投稿していきますので、興味を持ってくれた方はぜひフォローしてくれると嬉しいです。
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