20代からの起業 | 「何をするか?が大事」


皆さんこんにちは!本田祐樹(@office_lia)です!

昔に比べて起業のハードルは大きく下がってきています。

私の周りでも独立志望の方を見る機会が増えて、個人的には微笑ましい限りなのですが、当の本人たちは不安な部分が多いようです。

起業に限らず新しい挑戦は誰でも不安になるのですが、よく聞く悩みとして「何をして起業するか」みたいなお話です。

私自身も同じような悩みを持ったことがあるので、本日は起業するうえで何を生業としてやっていくかについてお話していきます!

20代でも起業は簡単です

まず前提としてお伝えしたいのは「起業は簡単です」ということです。

私は特に20代の方に向けて情報発信しているので、相談してくれる人は20代の方が多く「自分は若いしスキルや経験が足りないから起業が難しいのではないか?」というお話をよく聞きます。

起業するうえで「何をするか?」と同じくらい「勢い」「勇気」みたいなマインドも大事なので先にここについてお話します。

前述したとおり起業は年齢やスキルに関係なく誰でも出来るものです。

昔は株式会社と有限会社という仕組みがあり簡単に言うと、
「株式会社:資本金が1000万円以上」
「有限会社:資本金が300万円以上」
というものです。

つまり「お金がどれだけ持ってるか?」みたいな基準で図られていました。

なので学生さんや若い社会人で300万とか1000万のお金を手元に用意するのは至難の業だったわけで、傾向としては高所得者やお金持ちみたいな人が起業する流れだったんです。

しかし会社法が変更されたことで前述の仕組みはなくなり、資本金が1円以上あれば株式会社が作れるようになりました。

お金以外にも細かい条件があったりしますが、普通に生きてきた人であれば誰でも起業できる時代なんですね。

そうなるとですよ、起業するために必要なことって殆ど無くて「やるか?やらないか?」みたいなマインドの話だったりするわけですよ。

なので「金なし、コネなし、学歴なし」で不安になることはないです^^

しかし実のところ起業した後のほうが大変で、そちらについても皆さん不安があると思うので起業をして「何をするか?」についてお話します。


まずは専門性を武器にしよう

フリーランスも含め自分で仕事を作り出して稼いでいくには、専門性を活用することをおすすめします。

よく起業する段階から壮大な計画を練られている方が居て、それ自体は応援したいのですが現実問題として稼いでいく必要があるんですよね。

つまり「やりたいこと」と「やるべきこと」は明確に分けて考える必要があり、まずは「やるべきこと=お金を稼げること」からやるべきです。

そこで専門性を活用しようというお話です。

専門性を作るメリットとしてはこちらの通りです。

①他社と差別化を図れる
②自分、自分の会社のブランディングになる
③人に紹介してもらえる

つまり「あなた=○○ができる人」という他人からイメージしてもらいやすくなりお仕事につながりやすくなります。

「自分には専門性がない...」と思われるかもしれませんが、皆さんちゃんと専門性を持っていますし新しく作ることもできますのでご安心を^^

私の場合ですと大きく2つの専門性を使っていました。

①求人代行:企業が求人を出す際に作る採用原稿をつくる仕事
                     求人にマッチした人材に多く応募してもらう原稿を作成
②助成金支援:企業が「国の制度」を活用できるように手助けする仕事
       資金繰りや設備投資を国のお金で実現してもらう

私の場合は起業する前にサラリーマンをしていたので、その時の経験や日々勉強していたことから派生して専門性を作りました。

私の場合は前述の内容でしたが他にも専門性になるものはたくさんありますし、多くのものは後天的に身に着けられるものです。

(例)
・デザイン
・プログラミング
・経営コンサル
・士業(弁護士、税理士など)

まずは目先のお金を稼ぐことが使命なので専門性をうまく活用して仕事をする意識でいきましょう!

それをやりながら「もともとやりたかったこと」も同時に進めていく感じが良いと思います。


ピボットも意識しよう

起業するうえで「何をするか?」という問題は、とりあえず専門性から考えることで解決できそうですね。

しかし3年、5年、10年と末永く利益を出し続けるには、起業時の専門性だけではいつか限界が来ます。

これは誰にでも起こりえる事象で理由としては2点です。

①価格競争に巻き込まれていく
②スケールアップできず売り上げが頭打ちになる

まず①ですが、冒頭で話したように近年は起業しやすい時代です。

自分と同じような仕事をするライバルが毎日のように増えている状態で今後さらに増えていくと思います。

また自分が始める前に先人の経営者たちも競合になるわけで、それなりに資金のある会社と顧客を取り合う際に価格競争になって負けたりします。

私の会社もまだまだ成長中なので価格競争になったら間違いなく劣勢です。

なので私は価格以外の切り札で勝負してそれなりに上手くやれているのですが、そこについては別の投稿でお話しますね^^

続いて②ですが、こちらはまだ想像しずらいかと思いますが大切なことなので頭の片隅に置いておいてくださいね。

起業したての頃は社員を何十人も抱えられないですし、1人でやられる方も多いです。

そうなると「時間」「労力」というリソースに必ず上限があり、その上限は大企業と比べると差は歴然です。

これはフリーランスの方も同じで、「特定の分野について1人で出来る仕事量」が決まっているため受注できる案件数に限りがあるんです。

なのでどこかで売り上げが頭打ちになり、下手したらコストだけ上がって利益が下がるなんてことも全然あり得ます。

そうなるとやるべきことは「仕事を受ける分野を増やす」ことです。

スポーツ用語で言うと「ピボットする」ってことなんです。

ピボットすることが以下のようなことが出来ます。

①1つの案件に対する単価を上げることができる
②顧客の層を広げることができる
③複数の事業をすることができる

まず①ですが、たとえばホームページを作る仕事を例にします。

起業時の専門性としてプログラミングを選んだことでホームページを作る仕事を受けられるようになりました。

ホームページを作る仕事といっても分解するとプログラミング以外の仕事も含まれているのですが、そこについては顧客は別の会社に発注している状態でした。

そこでプログラミングに合わせてデザインも出来るとしたらどうなるでしょうか?

プログラミングとデザインでセットにして提案することで単価交渉が出来るようになりますし、顧客としても1つ会社に色んなことをお願いできる方が効率的だったりするわけですね。

こんな感じで「できること」を増やすことで自分も相手も得をするのです。

続いて②ですが、前述の「専門性を使う」ということをやると良くも悪くも顧客の層が限定されます。

最初はそれで良いのですが色んなターゲットを見ていくという意味で、ピボットすることで顧客の層を広げることができます。

最後に③ですが、ピボットすることで結果的に複数の事業を運営することになっていきます。

そうなると自分もしくは会社のブランディングが向上しますし、それぞれの事業で顧客を獲得できていれば単純に売上も利益も増えるわけですよね。

「そんなに裾野を広げて大丈夫か?」と思われるかもしれませんが、特定の業務を外注したりオペレーションを効率化したりなど工夫すれば何とでもなります。この辺りのお話こそ「経営者」って感じですね^^


まとめ

起業に興味がある方で本記事を読んでくれていたら何よりです。

今も昔もサラリーマン、アルバイトの人のほうが多いわけで、こういう起業とか副業などの相談ができる人って意外と周りにいなかったりするんですよね。

くり返しになりますが私は起業する人が増えてもらえれば嬉しいので、今日の内容をもってお役に立てれば幸いです。

引き続き有益な情報を発信していきますので明日もよろしくお願いします!



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