海外生活6年間の手紙交換
人が人生の中で織りなす色は、たくさんある。
明るい色、鮮やかな色、曇った色、暗い色。
透き通った色、眩しい色。濁った色、淡い色。
人の色が自分の色と近くて
共鳴したり、感動したりすることもあれば
自分の色との違いのギャップに
その良さや深みを受け入れられない時もある。
でも、人生の色に善し悪しはなくて
きっとどんな色も一つの作品にとって
必要不可欠な色。
絵を描き終わった最後の日に
曇って、濁って、暗い色は
その絵に、より立体感を持たせるために、
光らせ、魅力的にするた