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会社の業務を一人でこなすフリーランス!日々のお仕事まとめー経理・事務部門編ー

ただの事務作業と侮るなかれ!!!
フリーランスになって思い知る、事務仕事の多さ。。。

写真を撮ってるだけじゃない!
お金に関するフリーランスカメラマンのお仕事を、会社の部署に例えて細分化して詳しく紹介していきたいと思います!

営業/広報部門編の記事はこちら。
会社の業務を一人でこなすフリーランス!日々のお仕事まとめー営業・広報部門編ー

1.経理部門

絶対避けては通れない、とっても大切なお金の管理。
これが本当に最初は慣れなくて大混乱( ;∀;)
幸い、会社員時代は事務職だったので多少の経験はあったものの、経理にはノンタッチだったのでなにがなんだかʕʘ‿ʘʔ

事務なんて誰でもできるでしょ?と侮ると痛い目を見ます。
主な業務内容はこちら!
1.書類作成から郵送
2.経費管理
3.確定申告と納税
4. 助成金、補助金、給付金などの申請

1ー1.書類作成から郵送

お仕事が発生するとそれに付随して見積書、請求書、領収書などの書類作成が必要になります。日付や金額など間違っていたら大問題、何気に神経を使う上に地味に時間を取られる作業です。

私はそこまで月の作成数が多くないので、エクセルでテンプレート作ってそれを元に作成しています。最初はどんな風に作ったら良いのか、なにを書いたらいいのか、不備があってはいけないし、、となかなか苦労しました。最近はfreeeやMISOCAなどクラウドサービスも豊富なので積極的な利用をおすすめします!

書類作成なんて一瞬でしょ?
と思っているそこのあなた!
ちょっとよく考えてみてくださいよ。
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まず備品として、パソコン、プリンター、印刷用紙、封筒、切手、テープ、ペン、「請求書在中」ハンコ、自社ハンコ(毎回書いてると超めんどくさい)、認印、が必要なのでこれらを用意します。

そして顧客とのやり取りに基づき金額等を入力していきます。
宛名には必ず顧客の正式名称を調べて入力します。
それぞれの費用の項目名を考えます。顧客から指定がない場合はどの出費に対する経費なのかわかるように明記する必要があります。「ポスター用写真撮影費」とか「ホームページ用宣材写真撮影」みたいな。
そして撮影内容にカット数や拘束時間の明記も必要です。その他、交通費や写真の利用範囲の明記が必要な場合もあります。内容は案件ごとに違うのでこれをその都度考えます。

完成したら印刷して押印します。
次に送り先を調べて宛名を書きます。
封筒にハンコをして切手を貼って最後にもう一度確認して、封をします。
そして最寄りのポストに投函しにいきます。完
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少しでもこの地味な手間感を分かっていただけましたか...!
この作業工程 × 案件数ですよ。
最初の備品一つでも切らしてたらもう作業ストップです。誰も無くなりそうだからって買っておいてはくれません。当たり前のことですが、1から10まで全部自分でします。

ふぅ、すいません、なかなか分かってもらえない事務作業の手間についてつい熱くなってしまいました。

1ー2.経費管理

フリーランスは結構なんでも経費として計上できちゃいます。経費管理は節税にも繋がる大切な作業。なのでレシートや領収書をもらう癖をつけるのがめちゃくちゃ大事!!後からあれも計上できたのに..と損をすることもありません。出費が経費になるかどうか、項目は何になるのかなどはこちらを参考にしました。オールカラーで分かりやすいのでおすすめです!
オールカラー 個人事業の経理と節税のしかた


書類作成の項目で並べた備品関係はもちろん経費。
打ち合わせなどでカフェを利用した際も経費。
お仕事関係の方と会食しても経費。
仕事に活かせそうな講演会やイベント参加費も経費。
家で仕事してたら光熱費も一部経費。
仕事に車を使うなら維持費も経費。
仕事で外に出れば交通費やガソリン代も経費。
連絡にスマホを使うならスマホ代も経費。

会社員時代はすべて”生活費”とされていたものが、フリーランスの場合は経費になることが多いのでこの辺りの知識はしっかりつけておくと損しません◎

1ー3.確定申告と納税

フリーランスのラスボス、確定申告...!!
バレンタインデーごろになると胃がムカムカします(笑)

確定申告とは、1〜12月の1年間にどれだけ事業収入があって、○○円の所得税が発生します〜というのを自己申告する作業です。そして申告した所得税額を納税します。

フリーランスにとっての”収入”というのは、
【事業売上ー経費ー青色/白色申告特別控除ー基礎控除=収入】
というように、売上からいろんなものを差し引いて残った利益部分を指します。そしてこの収入×○%でその年の所得税が導き出されます。つまり収入が多いほど所得納税額が高くなるので、できるだけたくさん経費でマイナスして収入を少なく申告すると節税になる、ということです。フリーランスにとってレシートは金券だ!なんて言いますがもう本当にその通り(笑) 

特別控除も白色と青色では大きく変わります。青色申告の方が提出書類が多くて大変なのですが、その分控除額も大きいので私は青色申告にしています。

そもそも私は経理や簿記のことなんてこれっぽっちも分からなくて、確定申告がなんなのかも知らない様な状態でした。本やネットで調べたり、簿記の資格を持ってる母になんでもかんでも聞きまくっていました。会計士さんにお願いするのも手ですが、私の事業形態はそこまで複雑なお金の動きでは無いので、弥生会計のクラウドサービスを利用しています。年間利用料8,000円ほどで、経理知識がなくてもなんとかなるので大変重宝してます!


収支をお小遣い帳のように入力していって、聞かれたことに答えていくだけで確定申告に必要な書類を一気に作成してくれます。ほんと素晴らしい。とはいえ分からないことは出てくるのでひとつずつ調べたり聞いたりして解決しながらやっと慣れてきた感じです。

1ー4.助成金、補助金、給付金などの申請

昨年のコロナ発生から事業にも影響を受けたのですが、そんな中意外だったのは『国ってフリーランスにも優しいな』ということでした。持続化給付金をはじめ、個人事業主も対象となっている支援制度がたくさん発布されました。私としては本当にあれがなかったら今は無いだろうってくらい助かりました( ´-`)

ただ、申請作業は大量の書類を用意しないといけないのでそれなりに時間と労力がかかりました。おかげですっかり申請慣れしたし、今まで縁の無かった補助金も色々あることが分かって、やってみたい新事業も少ない持ち出しで始められるので、まあ悪いことばかりじゃないですね。

2.総務部門

撮影に使う機材から業務に必要な備品、事務用品、その他消耗品など事業にはいろんな物が必要になります。何を買うか決めて、実際に注文したり買いに行ったりするのも仕事のうち。機材の定期メンテナンスも必要です。そんなことかと思うかもしれませんが、名もなき家事的な感じで結構面倒です。

3.人事部門

案件によってヘアメイクさんやアシスタントさんなど、外部への依頼が必要な場合があります。誰に頼むかを決めて日程のアポを取り、案件の内容を説明したり必要な情報共有も行います。誰でもいいというわけにもいかないので、安心してお願いできて一緒に働きやすい方に出会うまでが大変でした。一緒に働き慣れている方がいれば、チームとしてより大きな案件にも対応できるようになるので単価アップにもつながる重要な仕事です。

4.法務部門

法律なんて関係あるの?と思うかもしれませんが、めちゃくちゃあります。
写真には必ず著作権がありますし、被写体には肖像権があります。誰かの権利を侵害していないか、また、自分の権利が侵害されないように対策する必要があります。何も言わないと、納品した写真を勝手に転用されたり二次利用され兼ねません。お客さんの中には知らずに権利を侵害してしまっている人もいます。自分がしっかりと法的な知識をつけておくことも危機管理として重要です。使用権や使用可能範囲などを最初に明言・明記しておく癖をつけましょう◎

5.もうひとつ大切なこと

悪意を持って近づいてくる人がいます。

フリーランスを消耗品のように利用して撮影料金を未払いのまま踏み倒したり、理不尽な理由で一方的に仕事を打ち切られたり、必要以上に報酬を値切られたり。あるいは騙そうとして儲け話やしつこく商品の売り込みをしてくる人もいます。

もちろん全員ではないのですが、そういう人がいることもまた事実です。そういう人たちは、フリーランスになりたての人に危機管理の知識が無いこともよく知っています。私も痛い目を見たことがあります。とても良い勉強になりました(白目)

だからこそ、自分を守るための知識や嗅覚を養ってほしいと思います。



フリーランスはいち経営者。お金とは切っても切れない関係です。得意な人も苦手意識がある人も、私でもどうにかなったのできっとなんとかなります(笑)



最後まで読んでいただきありがとうございます。
どんな方が読んでくれたのか知りたいので
少しでも共感・お役に立てばスキしていただけると嬉しいです!
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