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旅先でデジタルデトックスは可能か

旅行行くときはあまりスマホに頼りたくない性分です。

日常的に路線検索で到着時刻を調べ、
店までのルートを調べ、
店の評価を口コミで調べる。

嫌になってきます。

なので旅行前に適当に調べ、旅行先ではのんびりしたい。そんな思いででかけます。といいつつも大体同じ場所に行くので調べなくても困らないからすむということなのかもしれません。

デジタルデトックスという流れ

スマホなどのデジタル機器を触らないようにすること、控える期間をデジタルデトックスというようです。

関心は徐々に高まっているように思えます。Google I/Oでもそのようなコーナーがあったり、iPhoneではスクリーンを見ていた時間が計測し統計表示される仕組みが表立ってでてきました。

電車にのれば大半の乗客は下を見ています。スマホでいろいろ住んでしまう時代ですから仕方ありません。

旅行ではアナログに生きたい、とはいかない

最近行ったのは北海道です。たどり着くまでにデバイスをひたすら使いました。

空港までの電車でモバイルSuica、
飛行機のチェックインに航空会社のアプリ、
飛行機の機内販売もアプリ、

と便利さ故に向こうからスマホの活用を促してきます。
到着してもお土産の決済スマホだし、ごはんの注文もQRコードを読み取ってオンラインで注文です。逃げ場はありません。

のんびりしたいのにそうはさせてくれません。なぜか?それはもちろん旅行先で暮らしてる人達も便利に暮らしたいからですね。

観光地ではなくキャンプ場とか行けば違うのかもしれません。しかし、別の生活圏に行き便利な生活じゃないことをしたいというのは自分中心で考えすぎなわけです。これは仕方のないことです。

そもそも何故頼りたくないのか

旅行先でどうしてスマホに頼りたくないか。それは自分の感覚でその場所を感じ取りたいからです。移動先の生活圏を取り込んでみたい、溶け込んでみたいからとなります。感覚を刺激すること、鍛えるという面もあります。

また、情報を自分から取りに行くことでもあります。
スマホで調べる行為は、情報を取りに行っているわけではあるものの、情報から自分で考えた結果得られるのとはちょっと違うと思っています。人の考えた結果を取りに行くことは受け身なんじゃないかと思えます。

周りを見るということ、観察するということは、私には意識的にしないとできないことなのです。普段の仕事では基本画面に映る情報が全てです。それ故、そこに映っているものがこの世のすべてであるような錯覚さえ感じます。そして情報がどういった過程の結果できあがったものかを意識するのを忘れます。つまり情報から現実世界を読み取る力が不足しがちになってしまうのです。

なので、現実社会を意識的に取りに行かないと、自分の感覚で感じに出かけないと自分が一体何をしているのか、現実社会の何にマッピングされているか迷子になってしまうわけです。

何を言っているのかわからない、という人も多いでしょう。
例えばツイッターの発言者、一人ひとりに人生があって現実で何かしら活動していることを意識できているか、ということです。

仕事をしていると、この意識がなぜか極端に薄れます。
なので、よく散歩にでて現実に触れます。
仕事場と家を往復しているだけでは感覚が麻痺します。
なので、旅行に行き、感覚をリセットします。

スマホに頼りすぎないのは、スマホばかり見ないというだけのことかもしれません。音楽はiPod touchで聞いているのでデジタルデバイスを引き剥がすことは困難です。でも旅行先の持ち運ぶエンタメは紙の本にしています。

便利に過ごすには必要不可欠となったデジタルデバイス。
たまには手から少し離して自分の感覚のは試すのもいかがでしょうか?



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