ソフトウェアテストシンポジウム 2023 北海道 JaSST'23 Hokkaido 開催 2023年9月8日(金)参加メモ
シンポジウムに参加したので、メモを残します。
※SNSへの記載は、文字起こしのような形でなければ問題なしと、主催者側からの発信あり
■S2)基調講演「ユーザビリティとソフトウェア品質」
福住伸一(理化学研究所/東京都立大学/千歳科学技術大)
【所感】
ユーザビリティとユーザエクスペリエンスの違いに関する説明のところで、
「目覚まし時計は、鳴ることではなく、起きられることが目的」という例をもとに、
「目覚まし時計が鳴ること」についてはユーザビリティだが、
「起きられること」は、ユーザエクスペリエンス、とした説明がわかりやすかった。
■3A-1) 「価値に向き合うチームのためのV-TDD(価値ベースTDD)の取り組み」藤田真広(ベリサーブ)
【所感】
改善の為の施策に色々と悩みながらトライしている姿に共感した。
■3A-3) 事例発表2「プロダクトごとに異なるデザインへのガイドラインによるアプローチ」
石川佳一 佐藤淳哉 中軸信(東京エレクトロン)
【所感】
ガイドラインの作成には、モブプログラミングの方法を取り入れて改善を行ったとあったが、
私の会社でもモブプログラミングを活用する機会が無いか、考えたい。
■S4)「品質観点でみたインセプションデッキとその改善」永田敦(サイボウズ)
【所感】
アジャイルサムライで説明された「インセプションデッキ」を、価値分析モデルによって補う事で、実用化したとする内容だった。
インセプションデッキを書いてプロジェクト運営した事が無かったので、今度やってみようと思った。
■4-2)「製造装置における組み込みソフトウェアのユーザビリティ評価と改善サイクル」高木進也 西村理恵 細川寛之(東京エレクトロン)
【所感】
体験価値について、開発者もユーザーも気が付いていない領域の探索を行う事が、イノベーションとなる、
といった説明の部分が一番心に残った。
■S6)招待講演 『自然が好き』の共感を拾えるガイドツアーが世の中を変える 小林政文(ホールアース自然学校沖縄校がじゅまる自然学校)
【所感】
いくつもメッセージ中で特に印象に残った事を列挙します。
・インタープリテーション(T:テーマ、O:構成、R:関連、E:楽しさ)
・ファシリテーション・・・人々の活動が容易にできるよう支援し、うまくことが運ぶよう舵取りすること
・対話と内省を繰り返し変容していく
・アクティブラーニング(話し合う、体験する、教える)
・IT倫理など、お金にならないことをお金にすることを考えてみては
・みんなが大好き、ポテトチップス、カップラーメン、アイスクリームは、どれもヤシ油をつかうので環境破壊である。