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都々逸「貝」
ライバル
意地を貫く人となれ。大好きな美空ひばりさんの人生一路の歌詞ですが、意地とは悪い意味で使われることが多く、あまり良い印象はありません。社会の流行とでも言えるのでしょうが、昔は芯があることは素晴らしいこととされていました。頑固でいいんです。
あいつだけには
— 囃子家笛介 (@hayashiyafue) April 6, 2024
負けぬと張った
意地の数だけ
仲が良い
お題は「嘘」#ほぼ日刊都々逸
帯の結び目
さらりと着流しで祭囃子をやっている人達を見ているとほんとうにカッコいいなぁと思います。もちろん着こなしも重要な要素であり、その中でも帯の結びは目につきます。その人自体が伝統文化といわれるようになりたいものです。
山車の上から
— 囃子家笛介 (@hayashiyafue) April 7, 2024
神輿を見れば
手前に並んだ
貝の口
お題は「貝」
そろそろお祭りシーズンですかねー#ほぼ日刊都々逸
攻防戦
いよいよかと待っているとなかなか物事が進まない。吉報は寝て待てといいますが、待っている身からするとそんなに悠長なことは行ってられません。一方、待たれる方は死に物狂いの闘いをしている訳ですから、あけてたまるかとこうなるわけです。
隙間のぞいて
— 囃子家笛介 (@hayashiyafue) April 7, 2024
今かと醤油
あかぬ火事場の
馬鹿力
お題は「貝」
そりゃ貝だって必死ですよ#ほぼ日刊都々逸
砂を噛む
日の当たらないところで長く辛い思いをしても、最後が良い結果とは限りません。だからこそその味は凝縮されているわけです。人も辛い時間を過ごしたからこそでる味があります。努力を惜しんではいけませんね。
砂を噛み噛み
— 囃子家笛介 (@hayashiyafue) April 7, 2024
耐えてはきても
行き着く果ては
おつけの身
お題は「貝」
面白みのない毎日でした…#ほぼ日刊都々逸
理由
最近使わなくなった言葉に貝になるという言葉があります。言わずもがな文学作品が発端ですが、なんとも風情のある表現です。いろいろな理由が隠されて貝になるわけですが、そこに掛ける想いはとても大きいものがあります。
貝になりたきゃ
— 囃子家笛介 (@hayashiyafue) April 8, 2024
おなりなさいな
あんたの嘘は
お見通し
お題は「嘘」
先々週、先週、今週のお題を組み込んでみました。さて、何週まで行けるか挑戦です🤣#ほぼ日刊都々逸
青春
昔は親に内緒で家を飛び出すとか、都会に憧れてなんていう表現がありました。最近ではこちらもあまり聴かなくなりました。私が学生時代はまだ下宿という制度があって、下宿先にはよく皆であつまりました。誰かの自由になる空間には人があつまるものです。まだ、自由が普通じゃなかったんですよね。
都会憧れ
— 囃子家笛介 (@hayashiyafue) April 8, 2024
とび出てみれば
寂しヤドカリ
気持ち知る
お題は「貝」
一人暮らしは過酷です#ほぼ日刊都々逸
潮干狩り
家族でのお出かけの代名詞に潮干狩りというものがありました。動物園か潮干狩り。そんな平和な時代でした。どちらにも共通するのはお金がかからないということで、家族が団らんするにはかっこうのスポットでした。
貝とつくもの
— 囃子家笛介 (@hayashiyafue) April 10, 2024
なんでもござれ
一家総出の
潮干狩り
欲張り貝漁り
貝食い切れぬ
買い取りますかと
おせっかい
お題は「貝」
潮干狩りシーズンはアクアラインの渋滞が大変なことになります。ご利用の方はお気をつけて…#ほぼ日刊都々逸
小料理屋
最近は近所になくなってしまいましたが、お酒を飲むというと居酒屋ではなく小料理屋でした。同級生が家族でやっている小料理屋には父親に連れて行ってもらったものです。
栄螺肝噛み
— 囃子家笛介 (@hayashiyafue) April 10, 2024
苦さを覚え
燗で流して
酒を知る
お題は「貝」
最初に燗酒を覚えたのは父に連れて行ってもらった小料理屋でした。#ほぼ日刊都々逸
三枚目
子どもの時は貝はあまり得意な食材ではありませんでしたが、年とともに少しずつ恋しくなるもんですね。特にこのトコブシは好物の一つです。
鮑松茸
— 囃子家笛介 (@hayashiyafue) April 11, 2024
高嶺の花に
化ける床臥
三枚目
お題は「貝」
三枚目の役どころはとても大切でして場面場面で変化します。#ほぼ日刊都々逸
大人
子どもの時は大人に憧れたもんです。大人はちゃんとしていると思い込んでいました。でも、実際大人になるとそんなにみんなちゃんとしてません(笑)
昔モテたと
— 囃子家笛介 (@hayashiyafue) April 11, 2024
法螺吹く親父
今じゃ子どもの
尻を拭く
お題は「貝」
みんないいお父さんになるんです#ほぼ日刊都々逸
オールマイティ
一人何役もこなしていく姿はとてもかっこいいですが、この貝というのも人の生活に密着していていろいろな役割を果たします。食感、匂い、憧れなどさまざまな場面で登場します。
潮香鼻から
— 囃子家笛介 (@hayashiyafue) April 13, 2024
舌から旨味
耳に殻から
波の音
お題は「貝」
一石三鳥#ほぼ日刊都々逸