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【イベントレポート】SDGsトーク 第3回ヨコハマSDGs文化祭|3/6(水)開催

 ヨコハマSDGs文化祭は、市内でSDGsに取り組んでいるさまざまな企業や団体の活動をより身近に感じてもらうために、人やモノを紹介しています。

トーク① 市川 晃さん(一般社団法人WHAIS ×椿農園 共同プロジェクトCHACHABY)

 最近、日本茶を飲む日本人が少なくなってきた。さらに急須がない家庭もたくさんあるといいます。お茶を入れるのが難しいと感じる若い人も少なくない現状です。
 今、日本の茶業界は低迷していて、辞めていってしまう農家さんも増えています。そうして一旦、耕作放棄地が生まれると茶畑は荒れていってしまいます。
 荒れたことで災害、獣害、害虫問題につながることはもちろん、長い間大切にされてきた田園風景がなくなってしまうことは、とても残念ですね。

市川 晃さん

 現在、お茶業界に限らず日本の農業は低迷しています。SDGsは経済が潤っていないと持続可能ではありません。日本人にもっと手軽にお茶を飲んでほしいという思いを込め、CHACHABYがつくられました。
 私たちにできることの一つは、地産地消を進めることです。単に価格だけで海外産のものを手に取るだけではなく、モノに込められたストーリーも含めて判断していくことも大切です。



トーク② 下平 ここなさん(こりっぷる 代表、神奈川県立横浜国際高校3年)

 2024の1月に立ち上がったばかりのこりっぷる。現在は、フェアトレードカフェの開催を目指しているが、その都度さまざまな社会問題にフォーカスを当てていくのがこりっぷるのスタイルです。
 
 こりっぷるとは、英語で共にを意味するcoと、波紋を表すrippleを合わせて名づけられ、水面にしずくを落とすと波紋が広がっていくように、ひとりのよりよい社会への想いを形にし、想いの輪を社会に広げていくことを目指しています。

 3/10(日)には、古民家を改装した地域交流拠点の山手縁乃庭で、「ゼロから学ぶ!フェアトレード」を開催します。下平さんは、山手縁乃庭で「絵本を贈ろう」という難民の方に自分たちで作った絵本を贈ろうというプロジェクトも企画しています。




トーク③ 稲吉 稔さん(似て非works)& 杉浦 裕樹(NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ)

 稲吉さんは、使われなくなったモノを、いかに人の創造性によって生まれ変わらせることができるか?そんな活動をつづけています。

稲吉 稔さん

 ひとりだけではできないことを、お互いにできることを重ね合わせて相乗効果をめざして、世の中が調和的に平和になっていると良いですね。

 ゆたかなイばしょのさがしかたというキーワードで、アップサイクルのモノづくり企画をつづけています。例えば、廃棄されるペットボトルでツリーライトをつくる参加型の企画。イベント開催ごとに、その回の参加者が作成したライトを継ぎ足して、みなさんの作品が時間と共に集まっています。

ペットボトルツリーライト


 最後に、当法人代表理事の杉浦から「横浜コミュニティデザイン・ラボでは、いろんな人に参加してもらって一緒に何かをすることを心がけています。まず知って、学んで、アクションにしていくといいう循環を作っていきたい」とのメッセージで締めくくられました。

 横浜コミュニティデザイン・ラボでは、古民家の活用プロジェクトさくらHOUSEをはじめ、さまざまなプロジェクトを進めています。引き続き、横浜コミュニティデザイン・ラボの活動にご興味をもって下さる方のご参加をお待ちしています。


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