他人の子を我が子のように。 鳥から学ぶ不倫の倫理の思い込み。
鳥のDNAを調べると、卵の94%は不倫の卵のようです。
ちょっと混乱します。
人に置き換えてみます。
子供のDNAを調べると、子供の94%は父親のとは違うようです。
スゴイ話です。
オシドリ夫婦とは、仲むつまじい夫婦の呼び方で不倫とは無縁のようですが、その名前由来の肝心のオシドリは違います。
オシドリはオスとメスで子育てしますが、実の種の父親と、育ての父親は違います。
知ってか知らずか、自分の子供ではないけど健気に子育てに参加するオス、器がでかいです。
小さい体で大きいハートです。
一方、哺乳類は違います。
ライオンや熊など、オスは他人の種の子供を殺します。
子連れの母親は、子供はいる間は発情せず、子供が殺されると発情するからです。
他人の子供を育てずに殺し、自分の種だけを残したがる。
図体でかい割に小さい心です。
こう見ると、鳥類と哺乳類は違う種族だなぁと感じますし、ダーウィンの進化論の枝分かれを疑問視するのはわかります。
鳥星人とライオン星人が、たまたま地球にやって来て住んでる。そんな論理もどこかで頷けます。
他の男の種の子を、今の旦那にバレないように口を閉ざしているそこのお母さん、何星人なのでしょう?
イヤ、批判じゃないですよ。価値観なんて流動的です。
最近は托卵戦略(自分の産んだ子を他人に育てさせること)と呼ぶようですね。
研究によると、父親が血のつながらない子供を知らずに育てているケースは10%前後と推計しているようです。
これから、デザイナーベイビー、遺伝子操作して望む種の特色をアレンジして子どもを得る女性が増えていくでしょう。
倫理を乗り越えた需要です。
そして、本当の意味のオシドリ夫婦で、育てる専用の男性が求められるかもしれません。
そんな男性は、オスのオシドリの遺伝子に操作すれば出来ます。
テクノロジィのおかげです。
理想的な子どもと、育児してくれる男性。
なんてステキな未来でしょう。
倫理がおかしいって考えは思い込みです。
爽やかな自然の鳥さんたちは、人間の思い込み倫理はナンセンスだと笑ってるでしょうよ。
あらゆることに自分の思い込みを疑ってみるのも大事かもしれませんよ。