住まいを賢く買い替える優しい人
不動産経済研究所の発表によれば、2024年3月の東京23区の新築マンションの平均価格が1億2476万円と過去最高水準になったといいます。
億ションが平均です。
誰が買うのか?、どうしてこうなった?、
東京人は日本人じゃないのか?、などと疑問に思うでしょう。
そうです、東京人は日本人ではありません、ペロペロ。
こうなってる原因の一つを考えたいと思います。
まず住宅ローンの価値を計算できます。
払う金利を期限前返済したら、いくら払うか計算して、今ある不動産を売却して新しい物件を購入するのがいいのか検討します。
高校生の時に習った数学の等比級数を使います。
等比級数は、投資が一定の割合で成長する場合に使用される概念です。
不動産投資の場合、物件の価値が年々一定の割合で成長することを仮定します。
例えば、初期投資額 Pで年利 r% の投資期間 n年だとすると、等比級数の一般式は以下の通りになります。
An=P×(1+r)^n
不動産を売却して新しい物件を購入することは、特に成長率が高い地域や物件に再投資することで、長期的なリターンを最大化できます。
等比級数の視点から見ると、年々一定の成長率が期待できる場合、その効果は非常に大きく、有利になることが多いです。
以上の観点から、今の住まいを売却して、新しい住まいを手に入れる生き方が、賢い人です。
なるほどと思った方、金融機関にお訪ねください。
親切にガッチリと嵌め込んでくれます。
昨今の不動産価格の高騰の原因の一つは、これにつられて購入することで起きたことだと思います。
計算式でわかるよう、成長するから、もっと成長する循環になります。
計算式はパラメータです。
宇宙は善悪を判断しない様に、計算式は一定条件を判断しません。
条件次第で未来は予測できますが、条件が変われば未来は変わります。
成長の未来は絶対成長します。しかし現実はその条件が無秩序に変わります。
ノーベル経済学賞授賞者の投資チームがいつも破産する理由です。
ノーベル経済学症です。
私の娘の友達の家庭が、新築マンションに引っ越す話を複数件で聞きます。
転校はしないから転勤ではありません。
あちらにとっては、買い替えさせる事で、不動産手数料も4重に取れ、金融機関も貸出実績が上がります。
賢い人は賢い生き方を提案されて“賢い判断”していると想像します。
金利が変わる、成長率が変わる、そんな瞬間に逆方向にも加速していく計算式です。
自分で計算式を考えたら、その計算の意味がわかるのでしょうが、賢いわりには金融機関に計算を任す、人を信用する優しい人のようです。
私は、金融機関や不動産業を疑う、心が歪んでいる人間です。
ノーベル医学・生理学賞を受賞した山の中にいる教授が注射を勧めたら、それを信じる人をノーベル症と呼ぶ私は、ついでに医療業界も疑うほど腐ってます。
腐敗臭ただよう私と違い、人を信じる優しい賢い生き方の人は甘い香りがするのでしょうか。
甘い匂いの甘い考え。
そんな私はいつにも増して嫌味臭。
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