戦地から学ぶ、夫婦ケンカの安全保障
ポジティブリストとは、やっていいことや使用を許可するものを一覧にしたものです。
ネガティブリストとは、やってはいけないことや禁止事項だけを一覧にしたものです。
警察と軍隊の例がわかりやすいです。
警察は、やっていいことだけを規定するポジティブリスト型です。逮捕する条件とか、拘留時間とか、規定以外は禁止になり、権限が強くなりすぎないようになります。
日本以外の軍隊の権限は、やってはいけないことだけを規定するネガティブリスト型です。民間人や降伏兵を殺してはいけない、捕虜を虐待してはいけない、などリスト化することで、それ以外は何でも臨機応変にやれます。
日本では、自衛隊の海外派遣などの特措法は、そもそも自衛隊法がポジティブリスト型です。なので、自衛隊員を縛り現地で危機になります。
イラク派遣した時、現地で攻撃されて、ポジティブリストを調べて出来ることを探してるウチに、オランダ軍に助けられたとかがあった記憶があります。
家庭に目を向けます。
夫婦の家事の分担とか、ポジティブリスト化してるからトラブります。
ゴミを出すのは誰かとか、早帰りが食事を料理するとか、そんな約束事にするから、守らないとか、料理するけど部屋を散らかすとか、ケンカになります。
ネガティブリスト化して、家族に損を与えてはいけないとか、相手を責めてはいけないとか、そうすれば臨機応変に、お互い思いやれてるかどうか考えることができるんじゃないでしょうか。
ポジティブとかネガティブとか、言葉の響きで誤解します。
ポジティブに「親切にしよう」って、あれがやり過ぎなのか、大きなお世話なのか、万事に万事のリスト化しなければならなくなります。
スピリチュアルでも、手放し、アホメーション、瞑想、ワークする、浄化するとかポジティブリスト化が一覧で増え、しなければならないと混乱してしまいます。
ネガティブリスト化して、嫌なことは避ける、疲れる事はやめるとかで、AとBの事態ならAの方が嫌だとか選択でき、やりたいけど疲れる感情が上だから止めようとか、臨機応変に生きられるかも。
不測の事態に、これはどうしたらいいのかとポジティブな標語を探しているウチにドツボにはまる、そんなこともあるかもしれません。
ネガティブリストで臨機応変。
「ネガティブ」という言葉にアレルギー反応してはいけません、っていうネガティブリストです。
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