社内ＳＥの映画鑑賞、裏側にある技術を知らないから恐怖が大きくなる

2024年1月16日 19:23

ある程度の能力を持つ技術者がM3GANを鑑賞したら、ギャグ映画に見えるでしょう。
私も鑑賞しながら、現実離れしすぎていて、恐ろしいとは思えませんでした。

しかし、ＡＩの仕組みや精度を知らない人ならば、現実に発生しそうな物語に思えるのかも知れません。
恐怖心が無いと、ミーガンの動きは人間が演じてる姿が見えてくるような気がします。

ミーガンは周囲から自分で情報を得ながら、学習していく様子が描写されていました。
この方法では人間が期待している、判断と判断結果の精度は出せないと思います。

私が判断と判断結果の精度を高くなるように改良するなら、人間が期待している判断結果を教える必要があります。
いわゆる教師あり学習です。

物語で教師あり学習をしているようには見えなかったので、判断結果の精度も低いみたいです。
ミーガンの開発に十分な時間と予算があったら、ミーガンが自己判断した結果を人間が教師として回答する機能を追加しているでしょう。

人間が希望する判断と判断結果を教えていかないと、間違った判断を何度も繰り返すことになります。
あと、暴走したときの安全対策が不十分です。

少なくともミーガンに内蔵されたバッテリーは物理的に電線が切れるキルスイッチが必須です。
あと、外部から一定以上の衝撃が加えられたとき、人間でいう骨折状態で動けなくなることも求められるでしょう。

ミーガンが暴走して危険性を人間が感じたら、突き倒すことで骨折させ、ミーガンが動けなくなるのです。
本当にミーガンが開発される時代が来たら、私の考え方が正しいと証明されたりして。

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