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家造り・冬の快適な暖房を考える
室温18度の部屋、寒いのか温かいのか、どちらなのでしょうね。
室温だけでは判断できないのかなと私は思うのです。
例えば、湿度が30%と70%では室温18度でも感じ方が違います。
湿度は高い方が、皮膚表面からの発汗による気化熱が少ないので、温かいのかなと思います。
また、体の周囲の空気が動けば、同じ気温と湿度でも寒く感じられます。
夏の扇風機で涼しく感じられるように、冬も体の周囲の空気が動けば寒く感じます。
つまり、冬の暖房を考えた時、出来るだけ空気が動かないものほど寒く感じられません。
乾いた空気が出てくるエアコン暖房、私は苦手です。
そして、体に触れる場所の熱伝導率も重要です。
18度の金属に触れれば冷たいし、18度の発泡スチロールなら寒くありません。
床や壁の断熱性が低いと、どうしても寒さを感じます。
断熱性を考えず、強力な暖房をおこなっても、寒く感じられる家になります。
見落としがちなのが、暖房の輻射熱です。
輻射熱が出る暖房、壁や床などの室内や体をそのまま温めます。
家造りの時、エアコン以外にも暖房を考えたほうが良いと思います。
室温は十分温かいはずなのに、寒く感じられないような暖房の選び方が大事だと思います。
あと、自律神経の調子が悪いと寒さの感覚に大きな影響が出てきます。
体感温度の差、暖房にも影響が出てきますが、輻射熱が出る暖房が選ばれる理由かも知れません。