高校の文芸誌的なのに載せたやつ
「もし私が明日死ぬって言ったらどうする?」
親友の問いはいつも突然で恐ろしい。
「何、いじめでもあるの?」
親友と私は別のクラスだし講座も違う。だからお互いの日常はあまり理解してない。
「いや、少し退屈」
美味しそうな昼ごはんを食べながら死んだ目でしゃべっている。
「死ぬ、ねぇ」
退屈だったら楽しいことを探せばいい。
でも彼女にとって退屈とは探し尽くした退屈かもしれない。
「死んだらどうなるんだろうね」
そう言った親友は、携帯を取り出し推しの動画を見てたから、明日死ぬことはな