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服を選ぶ経験が「自分はどんな人になりたいか」「何が好きで、何を大切にしたいか」を考えるきっかけになる【yutori×LFAの寄付プロジェクト】

こんにちは、Learning for All 広報です!2024年8月、Learnig for All の居場所に通う子どもたちに、株式会社yutoriからたくさんの服が届けられました。
yutoriの代表取締役である片石貴展さんは、学生時代にLFAでボランティアをしていました。この経験が、今回の寄付プロジェクトにつながっています。

yutoriでは、「TURN STRANGER TO STRONGER” 〜ハグレモノをツワモノに〜」をミッションに掲げ、複数のストリートブランドを展開しています。
「ファッションを通じて、未知の才能をもつ世界中のハグレモノが、そのズレを強さに反転させられるように」という想いを込めて、会社の運営や服作りを行っています。

一方、LFAは「子どもの貧困に、本質的解決を。」をミッションに掲げ、学習支援や居場所づくりを通じて、困難な状況にある子どもたちを支援しています。アプローチは違いますが、子どもたちの未来をより良いものにしたいという共通の思いが、今回のプロジェクトを実現させました。

服を受け取った子どもたちやLFAスタッフの様子はどうだったのでしょうか。スタッフである、乕谷萌(おめぐ)さんへのインタビューも含めてご紹介します!

“ピンクと白と水色のパーカーがお気に入り”【子どもたちの声】

yutoriから届いた服

配布当日、LFAの拠点にはyutoriから寄付された服がずらっと並び、子どもたちは楽しそうに服を選んでいました。「これ似合うかな?」と話しながら、いろんなデザインや素材、形の服を手に取る姿がとても印象的でした。感謝の気持ちを伝えたいと、子どもたちはyutoriさんに寄せ書きを作ることに。その中から、いくつかの声をご紹介します!

「この度は服を寄付していただき誠にありがとうございます」
「たくさん着てます。ありがとうございます。」
「素晴らしい服を寄付していただきありがとうございます!寄付してもらった服の一つにピンクと白と水色のパーカーがありましたがその服が凄く好きで高頻度で着ています!」

また、「手書きの手紙を書きたい!」と手紙を書いてくれた子もいました。

「お洋服ありがとうございました。とても愛用してます。yutoriさんのお洋服はさまざまなデザインがあり、毎回ファッションを楽しんでます,,特にyutoriさんのカーゴパンツ、どんな服にもあわせやすいし、他の人とかぶりづらいので楽しいです。ありがとうございました♡」

スタッフインタビュー:乕谷萌(おめぐ)さんの想い

Q. yutoriさんからの寄付を受けて、子どもたちの様子はいかがでしたか?
本当にたくさんの服を寄付していただき、驚きました。ファッションに興味を持つ中学生は多いのですが、普段はお小遣いで買える範囲の服や行けるお店が限られています。今回、さまざまなデザインや素材のお洋服を自由に選べたことで、自分の好きなスタイルや素材を見つける良い経験になったのではないかと感じます。
Q. 印象的だったエピソードはありますか?
ひとつ印象的だったのは、「普段じゃ絶対にこんないい服は買えない。お礼の手紙を送ろうよ」とある子どもが自発的に伝えてくれたことです。この言葉をきっかけに、みんなで寄せ書きを作ることになりました。また、寄付された服を着て「今日もらった服なんだ!」と嬉しそうに報告してくれる子も多くいました。「俺、意外とこういうの似合うかも」と笑顔を見せる子どもたちの新しい一面を見られたのは、本当に嬉しかったですね。

服をきてポーズをとるKくん

Q. この取り組みが子どもたちにどのような影響を与えたと思いますか?
寄付していただいた服を選ぶ経験を通じて、子どもたちが「自分はどんな人になりたいか」「何が好きで、何を大切にしたいか」を考えるひとつのきっかけになったと思います。自分のスタイルを見つけたり、表現したりすることで、彼らの未来がより豊かになることを願っています。本当にありがとうございました。
LFAの学生ボランティアとして活躍していた片石さん。その経験がきっかけとなり、今回の素敵な取り組みが実現しました。支援を受けた子どもたちもとても嬉しそうで、心温まる企画でした。片石さん、ありがとうございました!