“「ええやん自分」と思える瞬間を” 阪神尼崎ユースセンター「Hygge(ヒュッゲ)」オープン!
2024年8月6日、尼崎市の三和商店街にある書店「三和書房」の2階に、子ども・若者たちが “「ええやん自分」と思える瞬間を” をコンセプトにした阪神尼崎ユースセンター「Hygge(ヒュッゲ)」がオープンしました。このセンターは、訪れる子どもたちが「安らぎ」と「挑戦」の両方を大切に、自分らしく過ごせる空間を目指しています。オープン当日には尼崎市役所の職員や市内の小中学校の先生方、商店街や地域住民の方など、30名以上の方々が集まり、温かな雰囲気のなか、開所式を行うことができました。今回はそんなユースセンターのコンセプトや想い、施設の詳細について、ユースセンター「Hygge」館長の多田理紗(りっちゃん)がご紹介します!
“Hygge(ヒュッゲ)” デンマーク語で「居心地がいい空間」
Learning for All では、ユースセンター「Hygge」のオープンに向けて、尼崎市内の高校生世代(16〜18歳)の子どもたちとともにミーティングを重ねてきました。その中で、ユースセンターの名前についても子どもたちと一緒に候補を出し合い、人気投票を実施。子どもたちの「ちょっとひねった言葉や英語ではない他の言語を使ってみたい」という意見もあり、デンマーク語で「居心地がいい空間」や「楽しい時間」を意味する「ヒュッゲ(Hygge)」が施設の名前に選ばれました!
この名前には、子どもたちが「安らぎ」と「挑戦」の両方を感じられる場所にしたいという願いも込められています。
コンセプトは “「ええやん自分」と思える瞬間を”
ユースセンターのオープンに向けては、運営スタッフでこの場所をどんな場所にしていきたいか、話し合いを行いました。私たちは、子どもたちが “「ええやん自分」と思える瞬間” を感じられる場にできたらと思っています。「Hygge」は、何をしても、何もしなくてもいい、子どもたちだけの空間。子どもたちが頑張りたい時には思い切り頑張れるし、休みたい時は心から休める、そんな自分をありのまま受け入れてもらえる場所です。運営スタッフ一同、子どもたちの “ありのまま” をまるごと「ええやん」と心から応援できる、そんな場所にしていきたいと考えています。
<想い> 子どもたちが声をあげる。地域と繋がり、社会に出ていく。
施設の名前を子どもたちと一緒に考えたように、今後も「Hygge」では、子ども・若者たち自身が声を上げ、一緒に企画や運営を行っていくことを大切にしていきます。
施設の内容や、どんなイベントを開催するかについても、一つひとつ、子どもたちの声を聞き、彼ら自身が自分の考えを持つ過程も大切に育みたいです。
「Hygge」は、困難を抱えた子どもたちだけが支援を受ける場所にとどまらず、しんどい時も、そうでない時でも気軽に訪れることができる場所にしていければと思います。ここで過ごす子どもたちが地域の住民と関わり合いながら、ともに地域を創っていくことで「尼崎で生まれてよかった」「尼崎で育ってよかった」と思えるような、地域の皆さんに愛される場所にしていきたいです。
そうして地域に見守られて育った子どもたちが、やがて大人になり、自分の周りや社会で何か問題が生じた時に、声を上げ、活躍できる存在・市民として生きていけるよう、その成長を全力で応援していきたいと考えています。
代表・李コメント「この場は子どもたちのための場。子どもたちが成長していく様子を応援してほしい」
「三和書房」という名前を聞いて、「ああ、あそこか」と思い浮かべていただけるような、地域に根差し、たくさんの歴史と思い入れが詰まった素敵な場所で、ユースセンター「Hygge」をオープンできることを心からうれしく思います。この場は、何よりも子どもたちのための場所です。これからは子どもたちが中心となって場をつくり上げ、地域や行政のみなさんと関わり合いながら、一緒にユースセンターを成長させていければと願っています。ぜひここで成長していく子どもたちの姿を、温かく応援していただければ幸いです。
“「ええやん自分」と思える瞬間”をコンセプトに、無事にオープンした阪神尼崎ユースセンター「Hygge(ヒュッゲ)」!私たちは、子どもたちと共に一つひとつ場を作り上げながら、地域や社会と繋がっていきたいと願っています。これからも、温かい応援をどうぞよろしくお願いいたします!