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テキストの書き方③

テキストの書き方も3番目に来ました。
これまで2話書いてきた内容は、『文章は起承転結』と『読み手の気持ちを考えろ』です。
そして今回が最後なんですが、『比喩表現を上手く使え』となります。

この比喩表現とは何かといえば、分かりやすく言うと例え話です。
これ比喩表現っていうから、何それ?ってなって、????と?マークが頭に浮かぶ人が多いんですが、例え話というと『あぁ、それね』となります。
日本語ってムズイねーw

何でも例え話を上げると、人は『あぁ、なるほどね!』となったり『うんうん』と相槌をうったりします。
要は共感しやすくなるんですね。共感しやすくなると、相手の心を揺らしやすくなり、文章に厚みが出るんです。
文章に厚みが出ると文章が長くなっていきます。

これも小学校の頃、作文を原稿用紙で3枚書きなさいとか言われたりしましたねぇ。。。
しかもタチが悪いのが、短いからもっと長くしなさいと言われるんですよ。。。
だから、どんな言葉も長くするために『○○でした』ではなく、『○○になったのでした』とかw
酷い時は行間を繋げず、句読点の【。】で次の言葉は隣の行の頭を1マス空けて書いたり…w
まぁ、そんなんじゃ良い文章なんて書ける訳ないですよね(;´Д`)
でもこうなっちゃうからじゃないけど、短いから長くしてという注意は一番最悪です。
具体性0ですからね。なんで原稿用紙3枚も書かないといけないのか?
今でも不思議でしょんないです。

ちょっと脱線しちゃいましたけど、とにかく『これじゃ文章が短いよ』という説明はダメ。
『これじゃ内容が薄いよ。厚くするために、こことここの部分にもっといい表現の仕方を持ってきてよ』これが正解です。

んじゃ、例文で行ってみよう。

『今年の冬は寒いです』

この一文。厚みを持たせるとしたらどこでしょう?
今年の冬はどう寒いのか?という部分だと思います。
良くやらかしてしまうのが、

『今年の冬はとても寒いです』

コレですw
やりがちですよねーw
何も響きませんし、最初の例文と同じですw
コレだとどうでしょう?

『今年の冬は、都内でも北海道の寒さのような寒さです』

まぁ、ありきたりですが、こんな感じの文で『そんなに寒いのか!』となってもらえたら、その文章は良い文章ですw
でもドンドン変えていきましょう。

『去年は雪も降らず暖房器具が必要のない暖冬でしたが、今年の冬は全く逆で、都内でも北海道の寒さを感じてしまうほど、寒い冬になるでしょう』

もっと変えちゃおうw

『去年は雪も降らず、暖房器具が必要のない暖冬でしたが、今年の冬は全く逆で、北海道の寒さを感じられるほど、都内の冬は厳しくなるでしょう。そんなことはないと思いますが、もしかしたら灯油が凍ってしまうくらい寒くなりそうです』

かなり変えましたが、言いたいことは『今年の冬は寒いです』という事だけですw

テキストを増やすというのではなく、比喩表現を使うと、読んでいる人の心が動きやすくなります。そうするとそれは良い文章となっていくという話ですね。

【良いテキストを書く・番外編】
起承転結を意識して、読み手の気持ちを考えながら例え話を絡めてテキストを書くと良いテキストになります。

この読み手の部分を聞き手に変えてみましょう。

起承転結を意識して、聞き手の気持ちを考えながら例え話を絡めてプレゼンをしていけば、良いプレゼンができることになります。

とある会社で正社員で働いている時に言われました。

人は『プレゼン』と『マーケティング』ができれば、一生食っていけると。
良いプレゼンをするにはある程度の場数を踏まないとできませんが、それでもこの良いテキストを書くことができれば、良いプレゼンができるようになります。
テキストを書くのもプレゼンをするのも要は同じです。プレゼンができれば売り込むことができます。
古物市場の話とはちょっと違いますが、この経験は古物市場でも役には立っておりますw

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