宝塚記念考察
こんにちは。このnoteを開いていただきありがとうございます。今回は6/27に阪神競馬場で開催される宝塚記念について考察していきます。
今回は予定通り以下の3本立ての内容になってます!
・クロノジェネシスについて
・ルメール騎手と阪神2200m
・相手に推したい馬を2頭
それでは始めます。
☆クロノジェネシス
連覇を目指すクロノジェネシスを本命にします。
昨年の同レース、有馬記念と本命◎を打った思い入れのある馬ですし、この舞台への適性は抜群であると思います。
前走ドバイシーマクラシックでは2着に敗れてしまいましたが、初めての海外レースで好勝負になりましたし、同世代のライバルにも先着できたのは力を示したと言っていいのではないでしょうか。
2走前の有馬記念ではグランプリ適性を見せるも何とか勝ち切る形でしたし、ドバイの後も北村友騎手は「最後は疲れてしまいました」とコメントしています。このことから私は距離が少し長いのではないかと思います。クロノジェネシスにとってベストなのは宝塚記念の2200mくらいなのではないかと、そこで最高のパフォーマンスが発揮できるのでは、と思っています。
そんな私でも適性が抜けていると考え、有馬記念でも本命を打ちました。そうなれば、自ずとここでも本命にせざるを得ないです。
昨年の天皇賞秋では3着に好走しましたが、私がクロノジェネシスやばい!って思ったのがこのレースです。秋華賞や宝塚記念を勝ち、タフ戦でこそのクロノジェネシスと言われていた中、瞬発力を求められた天皇賞秋で当時現役屈指の切れ味を持つアーモンドアイとフィエールマンを相手にあそこまで食い下がれたのは総合力の高さ、彼女のポテンシャルそのものだったと思います。
あのレースを見て距離は伸びるけど有馬記念本命にしようと決めたくらいです。
クロノジェネシスの強みは、自分の土俵ではもちろんのことどんなタイプのレースでも力を発揮してくることだと思います。それは前走からも言えますし、今回は昨年勝利している「自分の土俵」への条件替わりですから負けてほしくないというのが本音です。
初めての海外帰りとはなりますが、クロノジェネシスにとって最も大切な「レース間隔」はしっかり取れていますので、そこは気にしてないです。
もちろん彼女のことを一番分かっている騎手が乗れないのは残念ですが、史上3頭目のグランプリ3連覇へ頑張ってほしいです。
ルメール騎手と阪神2200
次にその乗り替わりについて私が思ったことを書きます。
私もこの乗り替わりに関しては鞍上弱化だと思います。ルメール騎手ごめんなさい。。でもクロノジェネシスのことは北村友Jが1番よく分かっているのは紛れもない事実ですし、私はルメール騎手ではなくても乗り替わりの時点で鞍上弱化だと思っています。
クロノジェネシスの不安点として多くの人が挙げているのがルメール騎手のこの舞台での成績だと思います。
実際私もDMやLINEをいただき改めて考えるきっかけとなりました。ありがとうございます。
そこで私が記憶に残っている直近4年の宝塚記念を振り返ってみようと思います。
2017年
勝ち馬:サトノクラウン ルメール騎手:シャケトラ
このレースはデムーロ騎手が神騎乗と言われたレースですね、懐かしいです。勝負所でデムーロ騎手のサトノクラウンが外からつつきに行ったところでペースアップ。デムーロ騎手はそこでもう一度我慢して直線突き抜けました。先行勢には苦しい結果となったのをよく覚えています。
実際掲示板の5頭の内、ルメール騎手のシャケトラ以外は全て後方待機という競馬でした。
2018年
勝ち馬:ミッキーロケット ルメール騎手:サトノダイヤモンド
このレースは天皇賞春4着から臨んだミッキーロケットが勝利を掴んだレースです。ルメール騎手のサトノダイヤモンドは前年に凱旋門賞に挑戦、その後は金鯱賞3着、大阪杯7着と3.4歳の頃に見せた本来の走りからは遠ざかっていた印象でした。結果宝塚記念は6着でしたが、その後もGⅠでは6着を2回で引退となってしまったことを考えても力的に厳しかったのではないかなと。。。
2019年
勝ち馬:リスグラシュー ルメール騎手:レイデオロ
このレースはレーン騎手のリスグラシューが圧巻のパフォーマンスで圧勝でした。
ルメール騎手は私の大好きなレイデオロに騎乗して5着でしたが、前から雪崩れ込むような展開的にも厳しかったですし、レイデオロ自身がダービーや天皇賞秋、ジャパンカップで好走実績があった通り本質的には府中向きであり、グランプリ適性という面では劣っていたと考えます。(現に私も応援していましたが、印的には抑えまででした)
2020年
勝ち馬:クロノジェネシス ルメール騎手:サートゥルナーリア
このレースはクロノジェネシスの圧勝、直前の雨も味方に付けての快勝劇でした。一方でルメール騎手のサートゥルナーリアは雨や馬場に泣いた形となりましたし、神戸新聞杯や金鯱賞で見せた一瞬の瞬発力が武器なタイプですから、クロノジェネシスや2着キセキが早めに捲る展開も合わないレースだったと思います。ダービーでもラストは苦しくなっていますし。。ポテンシャルで4着を確保したと考えます。
以上で直近4年分の振り返りを終わります。ここまで読んでいただき、どうでしょう、ルメール騎手に対するイメージが変わった方もいるのではないでしょうか。
本質的にグランプリ適性から外れていたり、状態面で不安のあった馬に乗っていたりということも宝塚記念で結果が出ていない原因なのではないかと思います。(あくまで持論です。)
人気以上に走らないというのも、反グランプリ適性のレースで好走した馬に継続して騎乗して、適性のある馬に逆転されるという形からそのようなデータが出てくるのではないかと思います。宝塚記念と有馬記念は特に適性が重視されるレースだと思うので。
ですから、過去の成績を人気と着順だけに囚われずに、中身をみて判断したいと思います。
そして余談ですが、昨年のエリザベス女王杯は宝塚記念と同じ阪神2200mでした。勝ったのはラッキーライラックで鞍上はルメール騎手でしたよね。
もちろん時期が違うので馬場も違うかもしれませんが、ルメール騎手はこの舞台で結果も出していますし、いいイメージもあると思います。私はラッキーライラックをエスコートしたような形でレースを進めてくれれば問題ないと思っています。2200mであれば距離不安もないですから積極的に仕掛けて早めに前を捕まえに行ってほしいです。
ぜひルメール騎手にはクロノジェネシスの力を信じて頑張ってもらいたいです。
他に狙いたい馬
次にクロノジェネシスの相手として狙いたい馬を紹介します。
まず1頭目は、アリストテレスです!
前走天皇賞春4着から宝塚記念に挑みます。
直近2戦を見てもステイヤーではないのでは?と多くの人が感じたと思いますし、私もベストは2200-2500くらいなのかなと考えています。そういう点でも、今回2200mへの短縮、3走ぶりに適距離に戻る今回は絶好の買い時なのではないでしょうか。
もちろんルメール騎手からの乗り替わり、春4戦目と気になる点はいくつかあるのも事実ですが、ここ2走で馬柱が汚れて人気が落ち着くのであれば積極的に狙いたいなと思います。
雨に関してはAJCCのレースぶりを見る感じ問題ないと思っています。力強く進出していき押し切った内容は評価したいです。
ソラを使ってしまうこともあるとのことですが、今回は強力な先行馬もいますので、最後まで前を追いかけて集中した走りに期待しています。
続いて2頭目は、ミスマンマミーアです!
後方待機から強烈な末脚を使うタイプで、展開には左右されますがいいものを持っているなと感じます。前述の通り展開待ちの面がありますので、どちらかと言うと頭よりは3着ならチャンスあると思っています。
何よりクロノジェネシスがいますから、有馬記念のサラキアのようにクロノジェネシスが前を捕えに行って展開利が見込めるという点でも楽しみです。
もちろんこの馬自身のパフォーマンスも評価してのピックアップです。2走前は軽ハンデとは言え牡馬相手に勝ち切りましたし、レクセランスとベストアプローチの間を割って抜けてきたのはタフさと根性も感じました。
4走前は最後方待機から直線で強烈な決め手を披露しました。レースの上がりよりも1秒速い時計で走っていますし、溜めて爆発させる本来の形でどこまで走れるか楽しみです。
斤量56キロが初めての点が不安ではありますが、穴馬扱いになるのであれば、妙味十分に感じます。
以上で宝塚記念の考察を終わります。
今回は様々なアプローチから考察してみました。少しでも予想の参考になったら嬉しいです。上半期ラストGⅠ楽しみましょう!
ここまで読んでいただきありがとうございました!