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言葉の抽象度

人とコミュニケーションを取るとき、こちらの伝えたいことが上手く伝わらないことってありますよね。
それが概念的なものであればなおさら難しくなることもあると思います。

「壁」

私が仕事をする中でも同じ場面がありました。
とある案件で打ち合わせを重ねる中、コミュニケーションの「壁」を感じました。
コミュニケーションの「壁」があることを伝えて、どうやって取り払うかを議論したいのですが、「壁」があることをどうやって伝えれば良いかわからない。
日本人であればなんとなく理解してもらえるでしょうが、お相手は海外の方でした。
コミュニケーションの「壁」とは何なのか?
そもそも「壁」という概念は理解してもらえるのか?
「壁」を表現する別の言葉を考えても良かったのですが、それも伝わらなければ意味がありません。
なので、手っ取り早くBalusで「壁」を表現してみることにしました。

見えない壁モデル

左は壁が取り払われた状態で、右が壁がある状態を表しています。
各々課題を抱えていますが、それらを個人の課題として取り扱わず、
チームの課題として捉えてほしかったのです。
このモデルを使って説明することで相手にもこちらの言いたいことをすんなりと受け入れてもらえました。
また、モデルを作る過程でこの場合の「壁」とは「相手に興味・関心がない状態」のことを指しているのだと自分の中で言語化することが出来ました。

「コミュニケーションの壁があるので解消しましょう」と抽象的な言葉だけで議論を進めていた場合、おそらく「壁」の認識が各自で異なり、議論が発散していたと思います。
モノゴトの認識が合わないまま、コミュニケーションを図ることが「伝えたいことが伝わらない」を引き起こしているのだと思いました。

認識合わせはもちろん、言語化にも役立つツール「Balus」
ぜひ使ってみてください。

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