妹「軽く違う世界に行っていたのかも？」

不思議な体験をした。

三ノ宮駅から新快速に乗り込んだ。4人向かい合わせの座席の前で立って出発まで少し時間があったので4人を軽く観察。

その4人掛けの座席の近くには私だけしかいなかったので、この4人の内一人でも次の神戸駅で降りたら座れるかもしれないなーと思いながら。

神戸駅に近づいた時に手前の女性が持っていたスマホを閉じようとしていたので、これは降りる準備かもしれないなと思っているうちに神戸駅に着いた。
残念ながら誰一人として降りず、明石駅まで立って帰るのが確定だなと数秒神戸駅から出発するまで軽く目を閉じていた。

ドアが閉じられ動き出した時に目を開けると、先ほどのスマホを閉じて降りるかもしれない女性が”妹”だった。

さっきまで見ていたその女性と髪型は違うし、持っているカバンも違う、なんならコートの色も濃淡が違う。
いつもの妹の出勤スタイルなので間違うはずはない、なのに私が三ノ宮駅から見ていた女性は？一瞬で別人と交代したとしか思えない。

家に帰って来て妹に確認すると三ノ宮駅では座っていたとのこと。

じゃあ私は何を見ていたのだろう？

疲れているのにもほどがあるだろう？疲れじゃなく狂ってきているのかもしれない。