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【Leap in TOKYO "FiNALE"(1/3)】第36回東京国際映画祭、来年参加する貴方への備忘録

こんにちは。ギルドです。
少し前に東京国際映画祭に参加しましたので、その映画祭で鑑賞した作品や小話についてまとめました。


■概要

東京は個人的に思い出深い場所の一つです。

昨年は様々なイベントで東京に行く事が多いので、ちょっとしたお祭り感をつけて盛り上げて行く場所ごとに記憶を植え付ける冒険みたいなことをやっていました。

今年は「Leap in "TOKYO"」という名目で開拓したり深堀りを目指していこうというコンセプトで行きます!
その後半戦になります。

Leap in TOKYO "Overture" :2023/5/1〜2023/5/5

(イタリア映画祭2023、映画館の注目作品)

Leap in TOKYO "Finale":2023/10/24〜2023/10/29←今回

(第36回東京国際映画祭)

映画祭で鑑賞した作品についてざっくり振り返ってみるというのが概要になります。

■鑑賞した作品まとめ(リンク先→Filmarks)

①スルタナの夢

②ポトフ

③彼方のうた

④開拓者たち

⑤メニュー・プレジール~レ・トロワグロ

⑥私たちの世界

⑦Somebody Comes into the Light

⑧ミュージック

⑨エア

⑩漁師

⑪白い小船

⑫Totem

⑬左手に気をつけろ

⑭20000種のハチ(ミツバチと私という邦題で2024/1/5に上映)

⑮西湖畔に生きる Dwelling by the West Lake

⑯タタミ

⑰烈火青春 <4Kレストア版ディレクターズカット>

⑱雪豹


■特に良かった作品

①ポトフ

面白かったです!
こちらは「ポトフ 美食家と料理理人」という名前で12/15に日本公開され始めた作品です。

長年続くパートナーとの関係性や愛情をコース料理で饗す形で表現した映画だが、熟成された関係性は様々な可能性という形で示しているのが良い。
料理を作る事にアイデンティティ・文法に昇華して、その人でなければいけない部分も、その人だけで閉ざさない可能性をも魅せる部分がとても芳醇な映画でした。


②彼方のうた(2024/1/5公開)

「ひとつの歌」「ひかりの歌」「春原さんのうた」の杉田協士の最新作。
これも凄く面白かったです。こちらは来年の頭に公開されるので気になる人はぜひ観てください!

前作の春原さんのうた、とロケーションが似ているが春原さんのうたと違って部屋の使い方が明確に異なっているのが印象的な作品。
透明度の高い春原さんのうたとは異なり、一人の人間の過去を覗いて多面的な光の一面を掴みかけるような、そんな作品。


③メニュー・プレジール~レ・トロワグロ

フレデリック・ワイズマン監督の最新ドキュメンタリー映画。
ミシュラン3つ星レストラン「トロワグロ」のミシェル・トロワグロとその家族の仕事を追ったお話だが、トロワグロで出される料理・サービスへの段取り・提供・サービスの凄みを学べる映画でした。

レストランというよりは自動車のものづくりに近い雰囲気がして、ものづくりとはいえ人情味ある温かさもあって心地よい作品。

いつか公開して欲しい!


■まとめ「来年の東京国際映画祭に参加するあなたへ」

以上が東京国際映画祭で観た映画のまとめになる。
今回は短期間で映画を観たため、かなり過酷で過密な計画になったと言わざるを得ない。
その中でも幾つか面白い作品に出会えたし、映画祭ならではの高級感や星取表に参加するお祭り感を味わえて楽しい1週間を過ごせたと思います。

この記事を投稿するのはタイミング的に少し遅いと思うので、来年の東京国際映画祭に参加する自分…そして、東京国際映画祭に参加しようか悩んでいる読者に向けた助言を書き連ねる形で〆たいと思う。


備忘録①映画チケットは出来るだけチケット解禁してすぐに購入すると良い席を取りやすくなる

東京国際映画祭は開催前にチケット販売が開始される。
観たい映画によっては抽選枠で実施される場合もあるが、そうでない作品の場合は独自のチケットサイトから購入する形になる。

作品によっては完売する場合もあるし、完売していない場合でも開催数日前には端の席しか残っていない場合もある。
普段の観る席にも寄るが、後述する遅刻者の観点でもなるべく中央で出入口よりも前の席で座った方が良い。
もしくは丸の内TOEIみたいな2階席のあるシアターの場合は2階席の最前列が一番良いので、そういった下調べをしておくと良い。

ただしチケット争奪戦で希望の席を確保できない可能性もあるので、いくつか候補を決めてから買いに行くと良い。


備忘録②チケット解禁してすぐは争奪戦が凄い

これは東京国際映画祭の悪しき風潮でもあるが、チケット販売開始直後はとにかく入れない。
部門ごとに段階的に解禁されていくが、それでもすぐに入れる事が至難なくらい入れない。

じゃあ形式が分かれば良いじゃん!と思うが、なぜか毎年仕様が微妙に変わっていて対策がしづらい&その場で最適な方法を模索しないといけないジレンマがある。

席に特に拘りがないなら、この問題はあまり大したものではないが可能であれば席はある程度考えた方が良い。

東京国際映画祭は5回ほど参加しているが5回とも以下の共通点がある
・遅刻する
・遅刻する人が自分の席を探すためにスマホの光を使って探す。場合によっては席やシアターにスマホの光を当てて見づらくなるのが上映開始~10分くらい続く

上記はどの部門、どの年でもあったがこれは後述する映画の上映タイミングが一般の映画館と異なるのが挙げられる。

酷い場合だと
・映画中にお菓子の包み袋、ビニール袋を定期的にカサカサ鳴らす
・遅刻した人のスマホ光などで客同士が喧嘩する
・映画中にスマホを弄る
・スマートウォッチの光が点灯する

…といった普段の映画館では見たことないレベルの人がなぜか東京国際映画祭で観測される。

そういった人々から守るのは経験上不可避で、映画に没入したい場合はある程度の自衛が必要だと考えられる。
その一つに席の吟味がある。

なので、そういった意味でもチケット販売日が分かったら張り付くつもりでチケット争奪戦に参戦する事をお勧めする。


備忘録③映画はチケット記載時間すぐに上映開始する

東京国際映画祭の映画はチケット・スケジュール記載の時間ぴったりに映画が上映される。←ここ大事

普段のシネコン、ミニシアターではスケジュールに記載の時間から予告編やCMが流れて10分弱したら映画本編が始まる。
しかし、東京国際映画祭ではそれがなくスケジュールに記載した時間ぴったしに上映される。大事なことなので二回言います。

これが恐らく遅刻者を多く生む原因で、未だに周知され辛い要因の一つだと思う。
特に映画を梯子する場合は移動時間や信号待ちの時間もあるので、そこは念頭に置いておくと良い。


備忘録④映画を梯子する場合は移動時間も考慮しないと間に合わない可能性がある

東京国際映画祭は2021年より有楽町・日比谷・銀座の近隣三拠点で開催されている。
主に
TOHOシネマズシャンテ
丸の内TOEI
シネスイッチ銀座
ヒューマントラストシネマ有楽町
TOHOシネマズ日比谷(2023年より)
よみうりホール
角川シネマ有楽町
ヒューリックホール東京

で上映される。特に仕事の合間だったり遠征して参加する場合はスケジュールを組む事が多いが、意外と拠点ごとの移動は見落としがちになる。

観るプログラム・順番によってはエンドロールまで観てしまうと逆に間に合わない事もあるため、必要に応じて
・エンドロールを飛ばす
・エンドロール入ってすぐに退散できる席選び

…といった戦略も求められる。

■最後に…

いろいろ書かせていただいたが、東京国際映画祭…映画祭は普段の映画館では味わえないお祭り感、一体感を楽しめる数少ないイベントで一種の掘り出し物市場のようなものでもある。
下調べは多少必要ではあるが、良い経験を積めるのでぜひ一緒に参加しましょう!


■To Be Continued…?



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