「あの子と遊んではいけません」と言われていた私
こんにちは。江夏岳です。
幼い頃、「江夏とは遊ぶな」と言われていた過去があります。
評判の悪かった江夏少年
小学生低学年くらいの頃、私は俗にいう、やんちゃ坊主でした。もっと
悪い言い方をすれば”クソガキ”。笑
いじめや法に触れるようなことは決してしませんでしたが、とにかくいたずらが大好きで、人が困る顔を見てはケタケタと喜んでいたような記憶があります。我ながら生意気だったなぁ。
そんなやんちゃだった私ですが、遊びに行く友達はたくさんいました。
田舎育ちだったのもあり、山や川へ行ったり、野球やサッカー、魚釣りに、自転車レースなどをして遊んでいました。
ある雨の日に、仲の良かったマサくんの家へ遊びに行った時のこと。
マサくんとは普段、外で遊ぶことが多く、家へ遊びに行ったのは初めてのことでした。
綺麗で大きな一軒家、広い庭もあり、大きな犬を飼っていたのを記憶しています。
マサくんの家では、当時流行っていたテレビゲームをしていました。
ゲームをしながら、とりとめのない話で盛り上がり楽しい時間を過ごしていました。
しばらくして、私は、おしっこがしたくなったのでトイレを借りました。
用を済ませて、テレビゲームをしていたマサくんの部屋へ戻る時に、マサくんの母親とマサくんの会話が聞こえてきました。
『あの子、江夏くんでしょう?』
「そうだよ」
『あの子と遊ぶのはやめなさい』
「なんで?」
ここまでの会話が聞こえてきて、当時の私は非常にショックを受けて、そのままマサくんの家を飛び出し、逃げるようにして自分の家へ帰りました。
後から聞いた話なのですが、当時の私はいたずらっ子だったため、同級生の(マサくんの母親を含む)親同士のコミュニティーの中で問題児的な存在になっていたらしいです。自業自得ですね。笑
それからというもの、マサくんの母親に嫌われているというのはマサくんからも嫌われていると思い込んでしまった私は、マサくんと遊んだり話したりするのは、幼心にも言いようのない気まずさがあり、なんとなく避けるようになっていきました。
ある日の昼休み、給食を食べ終えた私は、サッカーボールを抱えて、友達と運動場へ向かっていました。
そんな中、マサくんに呼び止められました。
なんとなく、バツが悪くてモジモジしている私に向かって、マサくんは言いました。
「お母さんが何て言っても江夏は俺の友達だよ」
その言葉がとても嬉しくて、胸の中にあったモヤモヤがすっと消えていくのを感じました。
マサくんの家へ立ち寄ることは、それ以降ありませんでしたが、この経験を機にいたずらは控えていこうと決意したのでした。
第三者の話ではなく自分自身がどのように感じているのか
私が幼いながらに思ったことは、
大事なのは本人がどのように思っているのか?ということです。
似たような話は大人になってからもずっとあります。
「あいつは評判が悪い」
「あいつは嫌われている」
「あいつはすぐに人を裏切る」
そういう風に私自身が言われることもあれば、誰かのことを伝え聞くこともありました。
人や状況を判断する時、誰がなんと言おうと、あなた自身がどう感じているのかを大事にしてください。
また、あなた自身の言動ではなく人から伝え聞くことで、あなたを悪く判断してしまう人間がいることも事実です。
悪知恵の働くような人間は、悪い噂を平気で流して、人間関係を壊したり、他人を蹴落としてでも自分が優位に立てるような環境を作ろうとします。
そういうアホな話を聞く度に、私はマサくんとの話を思い出すのでした。
あなたも事実確認のない印象操作が身の回りで起きた時、冷静に対処できるように気をつけてください。
これからも一緒にレベルアップしていきましょう!
最後までご覧いただきありがとうございます。
江夏 岳
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