我が家のシンボルツリー
私の住むマンションの入り口にはシンボルツリーが2本、住人を迎え入れるように植えられています。
この木はマンションができた当初からあるそうなので30年は入り口を見守っている番人です。高さは6メートルほど。いつも会社から帰ってくるときや、旅行から帰ってくるときにその木が見えると「我が家に帰って来たな」と思い、ホッとします。
しかし、先日マンション組合の会議でこのシンボルツリーを伐採する提案が出てきました。理由は落葉のため秋に葉が落ちて掃除がたいへん、夏は蝉が集まって鳴くからというものでした。その報告書を見て、私はとてもショックでした。もともとマンション購入時の決め手になったのは緑や木々が豊かだったことが1番でした。これまでも何度か大掛かりな伐採があり、花びらが落ちるからと桜の木がなくなったり、育ちすぎた金木犀が邪魔だからと切られたりしていましたが、今回は入り口のシンボルツリーです。どうしてもこの案件に黙っておくことができず、取り急ぎ伐採反対の旨と、このシンボルツリーへの思いを組合に伝えました。
まあ 結局は多数決で私の意見など通らないかと思いますが、とても残念でなりません。
蝉が集まるから、葉っぱが落ちるから、花びらが落ちるから、邪魔だから木を切ろ!こんなこと言うやつらに自然に癒される資格などないと、つくづく思いました。いっそのこと、マンションの木をぜんぶ切り倒して、コンクリートで囲えよ!とも叫びたくなりました。
なんか悲しいですね。木々や花々の命になんの感情もない人たちがいるなんて!