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新卒2年目で退職し、青年海外協力隊に応募した理由: 「人生なんて、きっかけひとつ。」

🌟 はじめに 🌟

この記事では、私が新卒二年目で仕事を辞め、JICA海外協力隊に応募することを決意した経緯をお話しします。

なぜ私はこの道を選んだのか、どのような思いで決断を下したのかを、率直に綴りたいと思います。

このブログが、キャリアに悩む方や国際協力に関心のある方にとって、気づきや考えるきっかけになれば幸いです。

🌍 国際協力に興味を持ったきっかけ


きっかけとなった出来事:高校時代のフィリピン訪問

私が国際協力に興味を持ったきっかけは、高校時代のフィリピン一人旅での経験でした。

人生で初めてストリートチルドレンに遭遇し、物乞いをされた瞬間、衝撃を受けました。その時、ふと自分の小学生時代を思い出しました。放課後にサッカーをしたり、ゲームをしたり、時には嫌々ながらも塾に通っていた自分と、今目の前にいる彼らの生活は、まるで別世界のように感じました。

たった数時間飛行機で移動しただけで、こんなにも異なる現実が広がっているのか。そのギャップに戸惑いながらも、何か自分にできることがあるのではないかという使命感が芽生えました。この経験が、国際協力に興味を持ち始めた原点となりました。そして、大学では国際開発を学べる学部に進学し、長期休暇や留学を活用してフィリピンやマレーシアでボランティア活動を行いました。

💼 社会人経験を通じての学びと迷い

IT企業での経験と気づき

大学卒業後、一度は民間企業で社会人経験を積もうと考え、IT企業に就職しました。業務では、日本企業の課題を分析し、ITを活用した解決策を提案する業務やマーケティング業務を担当しました。この経験を通じて、社会の課題をビジネスの視点から解決する方法を学ぶことができました。

一年ほど働いてみると、自分には合っていないと感じることが増えました。確かに、会社で学べることは多かったものの、やりがいを見出せず、本当にこのままでよいのかと悩むようになりました。それと同時に、私は自分が本当に大切にしたいものは何かと考えるようになりました。

🚀 JICA海外協力隊に応募を決めた理由

JICAを選んだ理由

キャリアの相談をする中で、JICA海外協力隊の存在を思い出しました。

JICA海外協力隊を選んだ理由は、制度やサポートが確立されており、国際協力に携わりたい人にとって第一歩としてふさわしいと感じたからです。実際に、山本敏晴氏の著書『国際協力をやってみませんか?』でも、青年海外協力隊には課題があるものの、総合的には国際協力の第一歩としておすすめだと書かれています。また、自分の経験が活かせる要請を見つけたことも大きな決め手となりました。

私が応募したのは「青少年活動」の職種です。教育に興味を持つようになったのは、高校時代にフィリピンを訪れ、ストリートチルドレンと出会った経験が原点にあります。彼らの厳しい生活環境を目の当たりにし、「自分に何かできることはないか」と考えるようになりました。

その後、動画編集スクールでの指導経験、塾講師の経験、フィリピンでのボランティア活動を通じて、教育や若者の育成に関わるスキルを身につけました。これらの経験を活かし、現地の青少年とともに活動し、彼らの成長を支えることができればと考えました。

🔥 退職を決意した背景

退職を考えたきっかけ

JICA海外協力隊に応募することを決めたとき、当然ながら退職の決断をする必要がありました。社会人としてのキャリアを築く途中で仕事を辞めることにはリスクが伴います。しかし、「今行動しなければ、後悔するのではないか?」という思いがありました。

私は、国際協力の現場で直接学び、現地の人々と共に歩む経験を積みたいという強い思いを持つようになりました。

特に、現地の青少年支援や教育活動に関わりながら、プロジェクトの企画運営や地域コミュニティとの協力体制を構築する経験を積みたいと考えていました。また、多文化環境でのコミュニケーション能力を高め、異なる価値観を持つ人々と協力して課題を解決するスキルを身につけることも目標の一つでした。

将来的には大学院に進学し、国際機関で働きたいという目標があります。そのためにも、現場での実務経験を積むことは大きな意味を持ちます。

🙌 最後に

決断とこれからの展望

「人生なんて きっかけひとつ。」

JICA海外協力隊のテレビCMのこのフレーズが、今の自分の気持ちをよく表していると感じます。

新卒二年目で仕事を辞めるという選択は決して簡単なものではありませんでした。退職を決意するまでには多くの葛藤がありました。安定した収入を手放すことへの不安や、周囲の人々の反応、将来のキャリアへの影響などを考えると、悩みは尽きませんでした。

特に、同僚や上司に辞意を伝える際には、「この決断は本当に正しいのか?」と何度も自問自答しました。「今の仕事を続ければそこそこ安定した生活が送れるのに、それを手放してしまって良いのか?」 「社会人としてまだ経験が浅い自分が、国際協力の現場で通用するのか?」 といった不安が常に頭をよぎりました。

しかし、それ以上に「今行動しなければ後悔するかもしれない」という強い思いがありました。大学時代に学んだ国際協力、フィリピンでの経験、そして国際協力への関心。これらを活かし、実際に現場で経験を積むことで、より深い学びと成長が得られると信じました。

国際協力の道は決して楽なものではありませんが、一歩踏み出したからこそ得られる経験や学びがあると確信しています。

これからの活動についても、随時発信していきたいと思いますので、応援していただけると嬉しいです!

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