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休めない現状

本当に嬉しい事である 次から次から案件がくる 高崎さんにして欲しいという案件 価格で右往左往する会社ではなくなった現状もある 俺の理想としていたカタチ 俺はこの業界の 印刷という業界の行く末を10年前から案じていた 今の現状もそう 親父には悪いが俺が継いだ後親父の得意先も少しずつ無くなってきている それは商業活版という分野 伝票や帳票 封筒 今もお仕事を頂いているところもある でもやはりコストコストと言われる だから俺は親父と違う商業ベース活版印刷からアートの方にシフトはした 昔関西活版倶楽部というチームも作っていたがその中の活版印刷会社同士もネット上に価格を提示してお互い競争をしだした 俺はそこから一線を引いて辞めた 私の会社はこんな価格です その価格よりうちの会社はこーです 価格戦争 だから俺は敢えてホームページも作らないし会社の看板も掲げていない ホンモノになろうと考えたから 天狗にはなっていない ホンモノなら技術もついていかないとコケにされて終わり 噂も怖い へたくそなのに高いとなれば目も当てられない だから必死に努力はした 海外からも一目置かれる技術に自分なりに進化させた どこも出来ない活版も自ら志願して無料でもいいのでチャレンジさせて頂いた 今大きなメディアのドキュメンタリー依頼も実は来ている でも俺は俺自身まだまだやと謙虚に思う もっとみんなを感動させもっとみんなに役に立てるように生きているこの時間を大切に考えていきたい

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