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大学教職員によるストライキ発生か?

東海大学、桜美林大学の教職員のみなさんが立ち上がりました!!!


賃金のベースアップ(ベア)を求めて労働組合が動いたそうです。

大学が要求を受入れない場合、ストライキも辞さないとのことです。


そして、今回、特筆すべきことは、常勤の教職員の給与だけでなく、

非常勤講師の給与アップも要求している

点です。




大学経営では人件費は支出のかなり大きな割合を占めています。

ここを切り詰めるとかなりコスパ良く運営ができます。

したがって、1年次の語学の授業などを中心に、非常勤講師に担当させ、人件費を抑制しています。

大学によって多少変動はありますが、非常勤講師の1コマあたり月額だいたい2万~3万円くらいです。

1セメスターはだいたい4ヶ月なので、90分15回の授業で8万~12万円となります。

時給に換算すると、3,500~5,300円くらいになります。

時給だけ見るとなかなか良さそうに見えますが、90分の授業の準備に数時間かかったりしますし、試験問題の作成と採点もおこなわなければなりません。

ですので、実際は時給が1,000円台とかになってしまいます。

まったく割に合わないですよね。


さらには、常勤職員なら毎年わずかではありますが、少しずつ給与があがります。

しかし、非常勤講師にはこの定期昇給というシステムがありません。

加えて、ほぼすべての大学で非常勤講師の任期を巧みに設定し、決して常勤にならないようなシステムを作り出し、もはや「非常勤講師の使い捨て」状態になってしまっています。

複数の非常勤講師を掛け持ちして、やっと生活している先生方もいらっしゃいます。

掛け持ちでがんばっても任期が切れると使い捨て…これって搾取ですよね。


東海大学、桜美林大学の労働組合のみなさんの勇気ある行動が、この問題解決の突破口になることを祈っています。




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