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『水こそが理想の姿』

さて、タオから特別な手紙が届きました。

水について、もっと知るべしとのこと。

以前よりお手紙頂いてたので、水についての

科学的な知見なども、少しづつ探していました。

今日、たまたま動画サイトで、さとうみつろう氏が

神戸大学の科学者ツェンコヴァ・ルミアナ先生と対談という形式の

の動画があがっており、かなり興味深かったので紹介します。

この動画で、ツェンコヴァ・ルミアナ先生がおっしゃるには、

「水の仕組みを、社会科学に使えば、まともな社会がつくれると思っている。水の仕組みを真似すれば。」

「水の文字は12文字。ピアノ12音と同じ波長だった。フラクタルであった。」

「水の中の構造変化を通して周囲の情報がわかる。つまり、水は鏡である。物質とエネルギーの鏡である。(情報を水が持っている。)」

「実は液体の水の中には、目には見えない程の氷も水蒸気も同時に存在している。小さすぎて見えないだけ。温度変化によって拡大する。」

(以上 https://www.youtube.com/watch?v=EH1aeY-Dpb4 より引用)

以上、引用ですが、いろいろと衝撃的すぎました。
(※詳細は是非動画を御覧ください。)

ツェンコヴァ・ルミアナ先生は科学者ですが、非常に柔軟でバランス感覚のある方だという印象です。
さとうみつろう氏もかなりの科学的知識をお持ちなので
更に凄い質問が飛び出していきます。

そして、タオからの手紙が来た理由としては

老子はかなり水の徳を理想として語っているんですね。

以下、老子の『道徳経』から水に関する内容を箇条書きにします。


・上善は水のごとし」 (第八章)
・「天下の柔弱なるものは、水の剛強なるものに勝つ」 (第七十八章)
・「水は自然の摂理に従い、自然の流れに逆らわない」 (第八章、第七十八章)
・水の性質は、「無為自然」の思想の根幹をなすものである (全編)
・水は自然との調和を体現する理想的な存在である (第八章、第七十八章)
・水の性質は、人間が目指すべき生き方の模範となる (第八章、第七十八章)
・水の柔軟性と強さの両立は、人間の在り方の指針となる (第七十八章)
・水は自然の一部であり、自然の摂理に従うことの重要性を示す (全編)

また、性質的には老子は次のように表現しています。

・水は柔弱であり、どのように変化できる。(柔軟性)
・にもかかわらず剛いものにも打ち勝つ強さを持つ(柔よく剛を制す)
・これらの性質を改めさせるものが他に無い(つまり水最強!)

老子の『道徳経』において、水は、道徳的な理想を体現する象徴として、

重要な役割を果たしています。

水の持つ様々な徳は、人間がどのように生き、

どのように世の中と関わっていくべきかという指針を与えてくれます。

老子は実際に、水を象徴的に見立てているのものの、

水の最奥の特性まで感じ取っていたのではないかとも妄想してしまいます。

ツェンコヴァ・ルミアナ先生が、動画でおっしゃっていた

「水の仕組みを、社会科学に使えば
まともな社会がつくれると思っている。水の仕組みを真似すれば。」

https://www.youtube.com/watch?v=EH1aeY-Dpb4 動画より引用

これが最も老子の理想に近い考えであり類似点であり体系的に具現化できる

可能性に満ちていると、感動を覚えました。

今後も、水に関する科学的な知見も含め、老子の語る水の徳とあわせて

理解を深めていきたいと思います。

ありがとうございました。


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