昔はね、だれのおかげで 今昔
私は60歳代ですが、30歳代の方でも題名にはドキッとするのではないでしょうか?
私は
「昔はね」
「誰のおかげで○○」
この二つのフレーズを言ったらもうその人は終わりと思っています。
弁解すると、その人のすべてが終わりというわけではなく、その分野で終わりという意味ですが。
昔はね
「昔はね」は
なかなか言いにくくなりまして
元来○○だったので、もともとは、以前は~
などいろいろなパターンがあります。
自分がその分野に精通していると思っているからこそのこのフレーズを言った途端に新人さんはあなたをちょっと話の通じない世代の違う人と思うでしょう。
あ~昔はよかったんですね~懐かしいんですね
今はちがうんですよ。と心の中で言っています
だれのおかげで
以前は(アッ、使ってしまった(笑)
お父さんのセリフと決まっていた
だれのおかげで飯が食えると思っているんだ!
最近は
だれでも話すようになった
活躍している人に対して
だれのおかげで偉くなった、人から呼ばれるようになった、商売がうまく行っている など
恐ろしいのは、患者さんが医師や看護師に対して、生徒が先生に対して、ファンがアーチストに対して言うようになったこと
「おかげさまで」という言葉が廃れているのに
「だれのおかげで」が聞かれる
誰かの役に立っていると思いたい
と思う気持ちでしょうか?
それよりもお金を払っているのはこっちだ!
お金がエライと思っている心の表れだと思うのです。
そういえばお父さんの言葉も、「稼いでいるのは俺だ」が続いていました。
そう思うと昔から今まで世の中は変わらないという落ちでした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?