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あいさつ再考

あいさつについて以前に書きました。
あいさつを大切にする作業所の話でした。


その後、人類学者磯野真帆さんの著作『他者と生きる』のオンライン講座対談の中であいさつについてお話があり、印象に残りました。

私の解釈ですが、対談の中で

あいさつが重要とされる意味
何も話さなくて隣に座るような関係もある、人類学者の方との対談で共在という言葉が出てきました。
二度目にあった人にあいさつしない、もう自分の中に取り込んでいるから。

とすると、あいさつは結界であり、挨拶することで自分の枠ができる
他の世界への投げかけであると同時に他者を寄せ付けないための柵、。
にこやかにあいさつしてあとは話さないこと
私は時々やります「笑顔でブロック」作戦

あいさつは自分に関わりがある人にする行為でもある
以前、病院で院長は挨拶しても返事をしないといわれたことがあった。
人によるらしい。幹部があいさつすれば返すけれど、一般職員なら返さない。スルー。
院長の意識としては、備品のように職員を感じしたのかも。
椅子がカタカタしたからって、お返事しないのは当然。
カーテンを閉めるシャ~という音に反応はしない。
この時、驚いたのは、他の男性医師の発言でした。
「普通の職員にいちいちあいさつ返さないでしょ、院長なんだから」
田舎の医者はエライ…

あいさつなしに、他者とかかわることを考えてみました。

1.仲の良いふたり、「オ」、「ア」
言葉にもならない発語でかわす
あるいは同じ動作をしたり。
2.一つの電車でスマホを覗く乗客たちは、全然知らない人でいながら、同じ動作をしています。
それが心のつながりとは言えないけれど、同じ釜の飯を食う人に似ている感覚が私にはあります。

あいさつ至上に対して、同じ行動をすることで対抗しようかな?

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