私の転職経験 涙の時代
年賀状を書く季節になりました。
しばらく前から年賀状に、「幸せに暮らしています」と書いています。
辺境に引っ越してすぐには順調ではありませんでした。今の幸せは私の決断の結果です。そのことを書こうと思います。
仕事を変えるか、家庭を変えるかそんな決断を迫られた私でした。
30歳台、医師として専門医もとり(しかも二つ、リハビリテーション科と整形外科)自分の仕事に自信がついてこれからますます幸せな人生が待っているんだと思っていました。
幼いころからの医者として働く私のイメージは
夫と開業。小さいころからみていた両親のように力を合わせて一つの病院をやっていく。幸せな家庭を夢見ていました。
実際に思い通り、結婚して息子も生まれ、夫は小学校の入学に合わせて院長に代替わり。一家で東京から引っ越してきました。新しい家も完成!
夫は当地の二代目開業医、義父も元気で3人で仲良く診療!
とはならなかったのです。
息子とともに慣れない土地で最初は週に1日、そのうち週に3日外来をお手伝い。言葉がわからなくて、看護師さんが患者さんの言葉を訳してくれたり、お前じゃだめだと夫の診察ブースに入りたがるおばさんがいたり。
何よりも傷ついたのは、当地に来たのは夫のため、息子のためと思っているのに周りは辺境に来られて幸せだねのように対応するのです。
いいえ、東京で暮らしていた方が良かったんです、とは言えない雰囲気。
もちろん東京に行けば友達、そして実家の両親もいて愚痴を言うこともできましたが、医師としての自分はどこにあるのか、悩む時期でした。
開業の整形外科医院では当然夫が主で私がヘルプ。
半人前?に扱われている、私が何か決めても夫が承認するまで動かない(特に会計を担当していた母に仕事が終わって会計のお金を持っていく、今日は○○人、と言われるのがとても嫌でした。)
あ~、書いていたら嫌な自分が次々とでてきてしまいました。
しばらくこの時の私の辛い気持ちも含めて、書いていきたいと思います。