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禁煙の目的は?

昨日参加した講座で、継続について話がでました。

継続と言えば医療界では禁煙
難関もチャレンジたびたび失敗してまた吸ってしまう。
ダメな自分と落ち込み結局元の本数にもどる。

2回も3回も禁煙外来に通う人はいないと思います。

脳卒中の患者さんは入院中はもちろん禁煙です。
おおよそ4~6か月禁煙しているわけで、その後自宅に帰ってもう一度吸い始めるには家族の協力が必要です。
タバコを買いに行ってくれる人がいるとか、吸わせてくれるとか。
それがなければ禁煙の継続は容易な気がするのです。残念。

一部の家族は仕方がないと言って協力しています。「お父さんがうるさいから…」吸わせておいた方が楽。
健康に害するとわかっていても、体も不自由になったんだから、元の仕事を辞めさせられたんだから、タバコまで禁止するのは可哀そう。

可哀そう、仕方がないという患者さんの価値が病気によって低下していると思っているからこその家族の喫煙への協力があるのかな。

禁煙を継続できないのはそこに目標が具体的に見えないからではないでしょうか。

失敗例ばかり話してしまいましたが、近くに禁煙に成功した人がいます。
夫は子供が生まれてしばらくして、禁煙して今のところ30年くらい継続中。今ではたばこの煙大嫌い。

禁煙外来に通うこともなく何気なくやめてました。
聞いてみると美味しくなくなったと言います。赤ちゃんに嫌われたくなかったのかも。

ひとから禁煙を押し付けられるのでなく、自分の中から決めると継続できそうです。
禁煙の目的をぼんやりとした健康の向上以外に見つけることで継続を目指しましょう。

良い習慣の継続、もうすぐ2022年。

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