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日常を見直す「磯野真穂」さんのセミナー

昨年のnoteを読み返すと、今年も真穂さんのセミナー真っ最中です。
今回は磯野さんの著書「他者と生きる リスク・病い・死をめぐる人類学」を読む講座を受けています。
私にとって冬は磯野真穂さんシーズンです。

昨年はメアリダグラスの「汚わいと禁忌」を読みました。
私たちにはばかばかしく見える未開の人の習慣は、進んでいると思われる化学が進歩した私たちの医学に通じるものがある。
病院の白衣(ほんとに清潔?)、今は見慣れた風景になった非接触型体温計(これで引っかかった人いる?)
いずれもこれをやっていれば大丈夫という現在の呪術。

病院の家族面会で15分とか、飲食はしないとか
家族から感染が広がった話はないのですが(スタッフから感染が広がった話はある)信じることで規則に拠り所を求める。
まるで、未開の人が借りに行くときに獲物がたくさん撮れて、狩人が無事に帰ってこられるように願う魔術です。

その根底に安全がある。ヒト自身の安全もあるし、部族(会社、病院)としても安全もある。

科学の最先端と思われる、大学も病院もエビデンスという名前の呪術に覆われている。とらえどころのない安全のために。

磯野真穂さんの講座はこちらから、残念ながら現在発売中のものはありません。

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