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歌声に癒される 天使にラブ・ソングを
偽物修道女が大活躍する映画「天使にラブ・ソングを」1992年制作 を見たことがありますか?
見どころは、静かに歌っていた修道女コーラスが、アップテンポに変わり、ノリノリになるシスターたちに表情豊かなウーピー・ゴールドバーグの指揮と歌声の場面です。
この曲が気になって聞くようになったのは、オタキング岡田斗司夫さんのYouTubeで
歌詞のI will follow him が二つの意味に使われているという解説からです。
最初はマフィアのボスの愛人なので、ボスについていくしかないという意味
そして、シスターたちのコーラスではhimは神のことです。
決まり切った修道院の生活に新しい意義をもたらした歌声
とくに Salve Regina ではだんだんにソプラノの声が大きくなる見習いシスターロバートの顔の変化が見もので、見るたびに涙がこぼれます。
私は小学校からカトリック系の学校だったので、
聖歌は学校生活の中に取り込まれていました。
高校二年生はクリスマスミサにハレルヤをはじめ数曲の合唱をすることが学年行事でした。
その中にもグレゴリオ聖歌のサルヴェ・レジナ Salve Regina(元后あわれみの母)が含まれていました。
サルベレジナ マルテミゼリコルディエ ビタドルチェドエトスペノストラサーベ…
とまるで呪文のように覚えた歌詞。
歌うことに自信がなかった私はほとんど口パクでそのミサを過ごしたのでした。
でも12年間の学生生活は心のよりどころをつくってくれたようです。
映画を見るとシスターの姿をみると自然にしたがってしまうマフィアの手下たち、信仰心が根底になることがわかります。
そして私たちにとっては、また、3月11日がやってきます。
悲惨な目の前の光景を癒してくれた耳から聴く曲。音楽には力があります。
落ち込んだ時、嫌な気分になった時には本を読むのも良いですが、耳から入る歌声が心を癒してくれるかもしれません。