夏休み今から間に合う独学宅建勉強法
はじめに
この記事を書いているのは7月後半です。宅建試験まであと3か月ですが、勉強は夏休みからでもなんとか間に合います。私は2018年の宅建士試験に合格していますが、受けると決めてから全然勉強が進んでおらず、お盆休み明けにそろそろ始めないとまずいとなって、そこから独学で合格しました。本気で勉強したのは2か月といったところでしょうか。
素人未経験では無理だという方、私は不動産未経験で別業界の会社員、合格時の年齢は30代の真ん中ぐらいといった属性です。(多少のアドバンテージとしては、受験の4年前くらいにFP3級を取っていたくらいでしょうか)しかし、この勉強で、この年の合格点は37点でしたが、39点を取ることができましたので、効果のある勉強法だと思います。
学習ステップ
1.マンガや入門書を読み、全体像をつかむ。学習計画を立てる。
2.アプリ中心に過去問を解き、問題や言い回し、用語に慣れる。Youtube動画を見て学ぶ。
3.本番に向けて時間内に解けるようにする、苦手問題を少なくする。
学習にかけた時間の目安
8月以前:入門書を読むだけ
8月中旬~9月中旬
平日:通勤朝30分、昼休み30分、通勤夜30分
土日:3〜6時間
9月中旬~本番
平日:通勤朝30分、昼休み30分、通勤夜30分、帰宅後2時間
土日:3〜6時間
1.マンガや入門書を読み、全体像をつかむ
やってみた結果全体像をしっかりつかむまではいけませんでしたが、なんとなく雰囲気を知るために、次の2冊をさっと読みました。私自身は、7月ぐらいに読んでいたと思います。宅建の本といえば分厚いのですが、こちらの本は薄いので挫折しにくいです。
2.アプリ中心に過去問を解き、問題や言い回し、用語に慣れる。Youtube動画を見て学ぶ
宅建の問題は、4つの問題文の中に正解はいくつあるか、といった形式が多く、その問題文ひとつひとつがバラバラの内容なので、1問に対して解説を読んでもなかなか正解できず解説もピンときません。個別の問題の正答率を上げる必要があるので、私は1問1答形式でのトレーニングにこだわりました。
また隙間時間を有効活用したいので、スタケンというアプリを使いました。1問1答で10年分回答と解説を収録してあり、何回解いて何回正答したかという正答率も出てくるので、苦手分野をあぶりだすことができます。
人間は忘れる生き物なので、忘れてしまった問題を何度も思い出させ、記憶に定着させることが必要です。アプリで×になった問題は、数日後に再度解き、正解できてももう2~3回解くようにすると、正答率が上がります。
宅建は範囲が広いので、捨てる分野と攻める分野、確実に抑える分野があります。また、一定の得点で合格するわけではなく、その年の受験者の出来をみて合格点が決まることから、ほかの方より優位に立つことを頭に入れて押さえてきます。法令その他の制限、宅建法は比較的出る問題や覚える範囲が決まっており、ほかの方も点を落とすことがないので、確実に押さえます。また、借地借家法も範囲が狭いので、ここも確実にしておきます。そうすれば、残りは民法ですが、民法は難しいので勉強している方でも苦手な方が多くなります。逆に、民法で正答が稼げれば、他の人より抜き出ることができるので、合格が近くなります。私は民法がわかったという書籍を一通り読むことで、問題文の解説がよくわかるようになりました。
こうした学習のコツはYoutubeの宮崎先生の話を参考にしました。
ちなみに、参考書籍はいつでも参照できるように常に手元に持っていました。紙の本を何冊も持っていると重たいので、スキャンしてiPadやiPhoneに取り込み、解説でわからないことがあれば検索して参照していました。
3.本番に向けて時間内に解けるようにする、苦手問題を少なくする。
あとはひたすら繰り返しで、苦手問題をつぶしていきます。2週間くらい前からはある年の過去問1問から50問までを2時間以内に説く練習や、模試の問題を制限時間で説いてみるなど、本番の問題に慣れること、時間配分を気にすることに注意して準備しました。
なお、住宅着工件数の増減など統計問題などはその年の最新の結果が問題に出るので対策しづらい問題です。この問題に正解するコツは、試験会場に早くいくことです。会場の前では、落ちた人からの申し込み狙いで予備校がチラシを配っていますが、そのチラシの中に、直前チェックシートなんていうのをつけてくれていたりして、そこにデータをまとめてくれていますので、それを読み込んでおいて、数点拾いました。
根気が要りますが、やった分は必ず得点に返ってきます。苦手分野をつぶしていき試験合格→登録実務者講習→申請 で晴れて宅建士証を交付してもらうことができます。千里の道も一歩から。塵も積もれば山となる。という諺の通りです。頑張って絶対に合格しましょう!!
もし記事のおかげで合格できたよという方がいたら、応援してくださるとうれしいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?