韓国ドラマは3話目からが勝負らしい。
こんにちは、カモネギ、です。
私自身、日本のアーティストよりK-POPアイドルの曲を聴いていることが多い(と言っても、かなり偏っているのだが)ことを、わざわざ自分から言うことはないにせよ、聞かれれば普通に答えるし、特別隠していない。
先日、私がK-POPオタクであることを聞いた職場の韓ドラオタクから「韓ドラは見ないのか?」と聞かれたため、今まで見たことがある韓国ドラマを思い出してみた。
(余談だが、私の母は韓ドラオタクである)
恐らく最初に韓ドラと認識して見たドラマは、『私の名前はキム・サムスン』だったはず。
ただ、私はどうしてもサムスンという単語が覚えられず、「私の名前はキム・ツンツク』と言っていたが…。何でツンツクかは分からない。夏の時期に母がハマっていた気がするので、ツクツクホウシとごっちゃになっていたのかも知れない(超理論)
ちなみに、あらすじは覚えているが、最後ヒロインが男主人公とくっついたことしか覚えていない。え?くっついたよね?
冬ソナは母が見ていたのを横目に見ていたので、結末は覚えているが、そこに至るあらすじはさっぱり覚えていない。
あと、当時一番仲の良かった友人がパク・ヨンハの大ファンだった。魅力的な俳優だったのに…悲しいことだ。
上二つは、本当に流し見しかしておらず、恐らく最初から最後まで欠かさず見たのは『美しき日々』か『天国の階段』のどちらかだと思う。
ちなみに、このサムネの男性は俗に言う"当て馬"である。いい奴だったんだけどな。
最終的に主人公と結ばれるのは、イ・ビョンホンだった。当時、友人とは「ナル髪様」と呼んで盛り上がっていたことは良い思い出だ。
私の中で、韓ドラ三大あるあるが「記憶喪失」、「交通事故」、そして「兄弟疑惑」なのだが、確かこのドラマはそれをコンプリートしていたような…。
『天国の階段』は、確かフジテレビで土曜の昼間に放送していた記憶がある。
私は当時、家から片道2時間近くかかり、乗換も3回ある割と遠い高校に通っていた。しかも、その高校が土曜日も半日とは言え普通に授業があったため、土曜の昼食とか寝ながら食べていた。
そんな中で見ていたので、恐らく記憶が曖昧なのだが、このドラマも韓国ドラマあるあるがたくさんあったような気がする。特に、主演のクォン・サンウのシャワーシーンとか絶対不要だろう。
このドラマは正直、主人公の血の繋がらないお兄ちゃんがいたから名作と呼ばれていると思う。過去に遭った交通事故の後遺症で目が不自由になった妹に目をあげたいと、自らの身を捧げる際に目を守るように命を落とすシーンは、普段韓ドラをギャグドラマとしてケラケラ笑いながら見ていた最低な私と父ですら、うっすら涙を浮かべたものである。
このドラマは最終的には悲しい結末を迎えるのだが、設定自体は無理矢理だったが、そこに至る経緯は割と丁寧に描かれていた気がする。寝ながら見ていたので、正直自信は無いが。
日本に韓ドラブームを持ち込んだのは間違いなく冬ソナのヨン様こと、ペ・ヨンジュンだと思うが、チェ・ジウもかなり貢献したことが窺える。
それなりにお年を召してから結婚し、出産したことは記憶にあるが、そこから見た記憶が無いが、今もドラマとかに出演したりしているのだろうか。
あと、印象に残っているドラマといえば、『宮廷女官チャングムの誓い』である。
私自身は時代劇があまり得意では無いことと、相関図が全く頭に入ってこないことと、そもそも各キャラクターの見分けがつかなかったことから、全く見ていなかったのだが、非常にハマっていた母と友人からあらすじを聞いて満足していたのもあり、恐らく『天国の階段』よりかは正確に物語を理解できていると思う。
そして、当時そのどハマりしていた友人に誘われ、実際に韓国へ行き、ドラマのロケ地巡りツアーに参加したことも非常に思い出深い。私は基本的に韓国料理は何一つ食べられなかったので、ひたすら日本人向けデパートの地下で売っていたナシゴレンを食べていた。それから韓国には行っていないが、たまたま私が行った店が悪かったのか、それとも本当に韓国料理が食べられないのか…。いつか本当に検証してみたいと思う。
それから時は流れ、生まれて初めて自分でハマったドラマがあった。それが『華麗なる遺産』である。
これは最初から最後までハマった。特に、主役のハン・ヒョジュことウンソンがあまりに可愛くて、髪型や衣装を真似たものである。
ぶっちゃけ2話くらいまではつまらなくて、リタイヤしそうになったのだが、3話目くらいから面白くなり始め、最終的には何回も繰り返し見るドラマとなった。最後に見たのは3年くらい前だが、それまでに7、8周はしていると思う。
このドラマは、割とサラッと見れるドラマだった。根底にあるのは「幸せはお金では買えない」ということなので、そういう意味だと過去の韓ドラとはまた変わったんだなあ、と思った。少なくとも、記憶喪失も交通事故も兄弟疑惑も無かったし。シリアスな場面が無かったわけではないが、どちらかというと頭を空っぽにして観ることができるドラマだった。
深く語るとネタバレになるが、印象的な場面をいくつか挙げておきたいと思う。
・仕事の休憩中、ベンチでうたた寝したウンソンを見つけたワン(ヒロインの相手役)。日光が当たり、眩しそうにしているウンソンを見て、近くにある観葉植物を移動させて日光から遮ろうとするシーン(普通に起こせばいいのに…) 確かその時はまだ自分の恋心に無自覚だったはずだが、そういう不器用なところが可愛かった。
・現実社会でそんなこと有り得ないだろうという視察に出かけるウンソンとワン。その道中、運転中のワンがウンソンにトッポギを食べさせて欲しいと我儘を言うシーンがあるのだが、それがめっちゃ可愛い
・多分、ワンは財閥ではなくて、優秀な祖母のスンドゥブレストランの成功のおかげで豊かな生活ができているに過ぎないのだが、(祖母自身にも責任はあるにせよ)それを当たり前として感謝の心も持たずにやりたい放題のワン。このままではいかん!と一念発起して、祖母はチェーン店の一つに社員としてワンを雇用するのだが、最初はやる気がなく、やりたい放題だったが、元・お嬢様で自分のそう変わらないはずの立場であるウンソンの頑張りを見て、自分も段々変わろうとしていくその成長過程が丁寧に描かれていた印象。まあ、そこにはウンソンへの恋心があったりもするのだけど、結局変わろうとして実際成長したのは彼自身の努力だから、それは大した問題ではない。
・なんやかんやあって、誤解されるウンソク。ずっと味方だったワンの祖母すら誤解するのだが、恋心を自覚しつつあるワンだけはウンソンを信じようとする。そこにも最初からは考えられない成長を感じた。
・またもや色々な事情から、韓国から誰にも言わずに離れないとならなくなったウンソン。そんなウンソンは、最後の一日をワンと最後のデートをする。準備しているワンも非常に可愛いのだが、何が可愛いってウンソンが本当に可愛い。白いドレスを着て、階段を降りて登場するシーンは、同性である私から見ても「これは惚れるわ…」となった。あの白いドレスも、後ろが前より丈が長くて、歩く度にフワフワするのだが、それも妖精みたいで本当に可愛かった。実際、ワンもデレデレだった。仕方がない、気持ちは分かる。またデートのシーンは全て可愛かった。
・そして、別れのシーン。ワンは普通に明日がある、今日のデートの別れだと思っているのだけど、ウンソンからすると永遠の別れなわけで。普通に振り返ることなく去っていくワンの姿を見ながら、小さい声で「さようなら」みたいに言うシーンがあったのだが、思わずキュンとしてしまった。
・私は字幕ではなく吹替で見ていたので、ウンソンの吹替をしていた坂本真綾さんの声で再生されるのだが、やはりキャリアの長い声優さんは違うなあと思ったものだ。あと、ワンは、当時はまだそこまで有名ではなかったサトタクこと佐藤拓也さんがしていたのだが、真綾さんに負けてなかったことをよく覚えている(どこ目線) 今、また改めて吹き替えしたらどういう感じになるのだろう?元・声優オタクとしては気になるものだ。
あと、このドラマが良かったのは、最終的に誰も死ぬことで自分の罪から逃げず、罰を法律に則って受けたところ。
私が今まで見てきた韓国ドラマは、メインどころに必ず根っからの悪者が一人はいた。このドラマでもウンソンの義母が少し怪しかったが、結局彼女も娘であるウンソンの義理の姉妹の心からの叫びを受けて、思い止まったもんな。
ただ、心から可哀想な存在っていうのはいて、今回はそれがウンソンの義理の姉妹だった。
彼女は、結局優し過ぎたんだろうなあ。もう少し自分勝手でも良かったんだろうけど。でも、結局悪者にはなりきれなくて、最終的にはある意味一番救われなかった存在だったかもしれない。
でも、現実とはそういうものだ。宇多田ヒカルだって言っていたもの、「誰かの幸せが叶う頃、あの子が泣いてるよ みんなの願いは同時には叶わない」って。
そういう韓ドラの割に、現実にも有り得そうな物語だったところも、私が自分から進んで試聴した理由かもしれない。
そして、ここから私の韓ドラ視聴は益々頭を空っぽにして見られるやつに偏っていくわけである。
そんなドラマと出会えるのは、それから14年近く経った今年になってやっとだった。
ただ、そのドラマについては、ドラマOSTだった私の大好きなStray Kidsの名曲の一つである「끝나지 않을 이야기(Neverending Story)」も交えた上で書きたいと思うので、また後日改めて…。
そのドラマの後に見たのが、『キング・ザ・ランド』だった。
見た理由はただ一つ。この時期、私は持病の悪化とそれにより電車に乗ることへの恐怖心、職場での環境の変化に体も心も疲弊しており、職場や家や外出先で頻繁にパニック発作を起こしていた。また不眠症の症状も出ていた。その状態だったので、何も考えずに見られるドラマで、それこそ「あなたが好き、俺も好き、ラブラブチュッチュッ」みたいな、中身のないドラマを見たかったのである。そして、その条件に最も合っていると勘でこれを選んだのである。
それに、私はNetflixは同時視聴が1台しかできない契約しかしてないので、夜中にしか見られず、不眠症の私にピッタリだった(嫌な条件であるが) ちなみに、今は日中に見たいのでNetflix限定ドラマはなかなか見られない。
まあ、それはいいとして。
このドラマは財閥の複雑な出生を持つ御曹司と下町育ちの女性が恋に落ちる、いわばシンデレラストーリーなのだが、如何せんそっちのストーリーに中身が無くて、その設定はちょっとしたスパイス程度にしかなっていなかった。
また、主人公が優秀なホテルウーマンになりたいと努力していたはずが、その優秀さを買われ、あっさり上級顧客限定のラウンジ勤務になるところも「はい?」という感じで納得できなかった。え?あなたがやりたかったのって、どちらかというとコンシェルジュじゃないのか?と。まあ、私もホテル業界にいたわけではないので詳しくはないのだが、一般的なホテルの花形部署というとコンシェルジュのイメージだったけどなあ、と。
あと、主人公がラウンジ勤務になったら腰まであるロングヘアを下ろしていたのだが、普通はきっちり結ぶやろっていうのも気になって仕方がなかった。
ただ、このドラマにおける女同士の友情の描き方はとても良かったと思う。
主人公には、結婚して小学生低学年くらいの娘がいる、主人公が務めるホテルのグループ会社が経営している免税店に勤める友人と、不倫していた過去の傷があり恋に臆病になった同じくグループ会社の航空会社のキャビンアテンダントである友人がいるのだが、3人の掛け合いや関係性が凄く魅力的に描かれていて、私はそこについては非常に良いなあ、と思った。
また、そのキャビンアテンダントの友人は、新人の若いキャビンアテンダントの後輩に好意を寄せられ、あらゆる場所で助けてもらうのだが、そちらのサブカップルのこれからがとても気になった。
結構人気あったようだし、いつかスピンオフで見たいと思う。
ただ、非常に気になったのが、このドラマの主演は少女時代のユナで、相手役は2PMのジュノである。つまり、アイドル同士の共演だった。
まあ、二人ともドラマ出演が多いようなのでファンも慣れっこなのかもだが、それにしてもキスシーン多くない?しかも、結構濃厚というか、まあ、そんな感じのが何回かありましたし、明らかに事後みたいなシーンもありましたが、ファン的にどうなの?
私がまだ未熟だからかもだが、もしもスンミンやウナクがこういうキスシーン演じていたら、果たして私は生きていられるだろうか。二人がドラマに出ているところは見たい(特に、ウナクの表情管理はなかなかだし)が、いっそのこと見ないという決断をするかもしれない。いやあ、先輩方は凄い。
まあ、このドラマは頭空っぽにしても気軽に見られるというところで、韓国ドラマに苦手意識がある人も是非見てみて欲しい。
少しくらい見逃しても、ストーリーにそこまで影響無いので、10秒くらい寝落ちでしても案外問題無いところも本当に良かった。
そして、今見ているのがこれである。
タイトルがクソダサいけど、ストーリーはとても丁寧で良い。タイトルクソダサいけど。ちなみに、各話のタイトルもダサい。
でも、OSTもいいし、セリフの言葉選びも(和訳している人のセンスがいいのかもだが)センスがいい。だからこそ、何故タイトルと各話のタイトルがここまでダサいかが不思議でならないわけだが。
話的には、私は見たことがないのであくまで周りの反応を見た感じ、IUが出演していた『ホテルデルーナ』が近いようである。このドラマ、普通に好きだから、次はそれ見ようかな。
いずれにせよ、こちらのドラマにも私が大好きなStray KidsのスンミンがOSTで参加しており、その曲が正に私の大好きなスンミンの歌声なので、完走したら是非記事を書きたいと思う。
以上、これが私の韓ドラの視聴歴である。
こう並べてみると、結構見ている気もするのだが、どうだろう?
また、他におすすめがある方は何かしらで教えていただけると嬉しい。
ではでは。